食料保存:20種類の作物の保存と貯蔵の仕方(2)

KEITH WARD
KEITH WARD

August/September 2012
http://www.motherearthnews.com/organic- ... szcom.aspx
By Barbara Pleasant

PHOTO: KEITH WARD

 

ジャガイモの保存

自宅や敷地内に食料保存に適した場所を探していると、興味深い発見につながることがある。ジャガイモの保存を例にとろう。マザーアース・ニュースのフェイスブック・コミュニティで、冬場にジャガイモを保存するとっておきの方法をシェアする呼びかけをしたところ、以下のようなすばらしいアイデアが山ほど集まった。

下処理したジャガイモを麻袋に入れ、それをプラスチック製の貯蔵ケースにしまい、ほんの少しふたを開けた状態で、暖房のついていない地下室に置く。

プラスチック製の洗濯かごと新聞紙を用意して、新聞紙の上にジャガイモを並べて、その上に新聞紙を敷くというように、交互に重ねていく。箱詰めしてふたをしたかごを、暖房のついていない車庫に置く。

地下室に、からの卵ケースにジャガイモを重ね置きして低めに積み上げる。その上に布をかぶせ、ジャガイモを光に当てないようにする。

布製の買い物袋の外側を黒いビニール袋で覆って、その中に仕分けしたジャガイモを入れ、階段下の涼しい場所に保管する。同じような方法として、形や大きさの異なるジャガイモを仕分けして紙袋に入れ、傷がつかないよう牛乳パックの収納ケースにいれて保管する。

冬場のジャガイモ保存には、涼しい部屋や地下室に置いた古い洋服ダンスを使う。タンスの引き出しは、通気のため、ある程度開けておく。

屋外の日の当たらない場所に防水シートを敷き、少量のほぐしたワラで覆う。そこにジャガイモを山積みしてわらをかぶせ、もう1枚防水シートをかけた上に幅30cm分くらいの枯葉かワラをかぶせる。

底から少なくとも30cmは土に埋まるよう、水平にゴミ箱を地中に埋める。中に細かく刻んだ紙かきれいなワラを入れ、そこにジャガイモを置く。バンジー・コード(太いゴムひも)でふたを固定し、日光を遮断する必要がある場合は、古い毛布で覆う。

ここバージニア州では、ネズミの問題があるので、早採りのジャガイモを収穫しなければならず、地中に埋めたゴミ箱はジャガイモの貯蔵に大いに役立つ。クーラーボックスや(機材をとりはずした)保冷庫でも代用できる。