備えあれば憂いなし

マザーアースニューズ  家

かつてないほど時間の流れが速くなってきました。そして私はいくぶん意外なことに、外の華氏零度(- 18°C)以下の気温と吹雪をくい止める薪ストーブの前に座っています。カンザスの私たちの住む地区は過

去 7、8 年、華氏零度、ましてマイナス 13 度[-25°C]になることはめったにありませんでした。ずいぶん 久しぶりなので、厳しい寒さの中農場を運営し続けるためにすべきことをリストするために、記憶の奥を 深く掘り下げなければなりませんでした。

 

凍結からパイプを守るために、納屋のバスルームで乾燥機を運転しなければなりませんでした。その場 所にふさわしい暖房器具を設置するのにただ手が回ったことがなかったのですが、ひどい急な寒さをほぼ 無傷で切り抜けてきました。小屋の薪の山が危険なほど低くなると、追加の薪を運び入れてきました。勤勉な蟻がせっせと働いて いる間ぐずぐずしていた寓話のキリギリスのように少し感じています。しかし実際は、この規模と期間の急な寒さを全く予測でき なかったということです。

羊のための干し草と小屋が不足しないように努力しています。12 月になるまで備蓄用牧草地で草を食べさせ、それから土地の産出力増進や下生えの踏みつが必要な場所で広げた梱の干し草を食べさせます。今年は干し草の収穫が少なくても、十分だと思って いましたが、1,000 ポンド(450kg)の梱を 60 個追加で買いました。というのは真冬には、干し草は雌羊と子羊にエネルギーを与 え、暖かく保つからです。余分に買っておいてとても良かったです。また、家畜たちが望めば身を隠せるように、子羊の牧草地に 小屋を据え付けてあります。その中に赤外線ランプを置いたとしても、子羊たちはほとんどの場合使いません。しかし昨日、私た ちは次の数日間に予測されるマイナス 37°C の風冷えに備えて、干し草納屋の広い面積をくりぬき、その一角に子羊のための暖をと る場をつくりました。干し草納屋は心地よく暖かく、よく換気されていて良い緊急避難所になります。これまで、ミルクを飲んで いる子羊だけが赤外線ランプをよく使っています。一方、おそらく雌羊の 3 分の 1 は中で寝ています。ほとんどの子羊は、納屋の 他の場所を選んで干し草の中に気持ちよく横たわっています。 今日、薪の蓄えの補充と干し草の給餌をしに外に出ている間、今後より良く準備する方法をよく考えることにしました。2 週間 続く氷点下の昼夜は予想だにしませんでした。7 月と 8 月の華氏 100 度[38°C]超えの連続 30日間の方が、はるかによくありま す。臨機応変に準備することは、私にとって人生を面白くすることの一つですが、時節柄、かなり確信のなさと不安の感情が加わ ります。こういった感情を上手く取り扱うために、十分な準備を心がけています。抑えられるときもあれば、そうでないときもあ ります。もしあなたが、不確実なことにいかに上手く準備したかどうか、季節毎に心配しているなら、どう対処しているのかぜひ 聞いてみたいと思います。HWill@MotherEarthNews.com までメールを送ってください。今後の発行誌で準備のヒントを掲載したい と思います。

では、6 月にお会いしましょう。

— ハンク

翻訳:金広 まさみ

 

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