丸ごと暑さ対策

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こちらは、よくある質問に対する答えで、雛を暖かく健康に保つ方法と、屋外での 飼育に移行するタイミングを学ぶのに役立つ。

 

文:マリッサ・エイムズ(Marissa Ames)

翻訳校正:沓名 輝政

 

保育器(小屋)で健康な雛を育てるために必要な5つの ものを挙げられますか?餌、水、寝床、砂利、熱源。最 初の4つは簡単ですが、5つ目は複雑です。母鶏の温か な保護を模倣することは、赤ちゃんを最適な温度に保つ ことであり、温度は週ごとに変化し、最終的に外で過ご す準備が整うまで続きます。そして、季節に関係なく、 補助的な暖房を加えることは任意ではありません。孵化 した日から初めて小屋で過ごす夜まで、雛の様子を観察 し、適切な温度を提供することで、雛はスムーズに移行 し、健康を維持することができます。  冬に補助暖房が必要なのは、親鶏ではなく雛だけで、 しかも短時間だけです。快適な人間の家は -7~-1°C (華氏20~30度)で、雛にとっては寒すぎるのです。 生後7日目以下の雛の理想的な温度は35°Cで、2週間目 には32°C、3週間目には29°Cになります。雛が外で生 活できるようになるまで、毎週2.8°C(華氏5度)ずつ 下げていきます。雛の暑さや温度につい てもっと知っていただくために、雛に関 するよくある質問をご紹介します。

 

なぜ母鶏は凍えるような天候でも赤ちゃんを外に連れ出すことができるのですか?

 

 孵化したばかりの雛は、体温を調節す る羽毛がないため、母親が暖かくしてく れることに依存しています。鶏の体温は

40.6~41.7°C(華氏105~107度)。寒くなると母親 の羽の下に潜り込み、食べたり飲んだりするときだけ出 てくるという、母親と雛の関係で赤ちゃんは成長するの です。赤ちゃんは常に外にいるように見えますが、少し 外に出ては急いで戻り、暖をとっているのです。  保育器の雛には適切な熱源を与え、温度計と適切な判 断で注意深く観察する必要があります。

 

母鶏がいない場合、雛を十分に暖かく保つにはどうしたらよいでしょうか?

 

 孵化や雛の購入を計画するときは、保育器も計画しま しょう。赤ちゃんが来るまで待つのではなく、雛を家に 連れてきたときに、餌、水、砂、寝床、熱源など、すべ ての準備を整えておきます。そうすれば、すぐに快適な 環境に置くことができ、移動させられたショックから回 復させることができます。雛は寒いと健康が損なわれて しまいます。  飼料店やペットショップでヒートランプを購入しま す。赤色の電球は、透明な電球に比べて明るくないので、雛の昼夜のサイクルを自然な ものにすることができます。また、赤色の電球は、雛たちがお互 いを突き合うのを防ぐ効果もあり ます。爬虫類用の電球は温度が足 りないので、250ワットのものが 最もおすすめです。熱量やワット 数が高いと、デスクランプが破損 することがあるので、必ずヒート ランプ専用の照明機器一式を使用 してください。ランプはしっかり と固定すること。万が一保育小屋の中に落ちると、悲惨 な結果になりかねません。電球は常に可燃物から60cm 以上離してください。  現在、多くの企業がより安全なオプションとして、保温ヒーターを提供しています。このヒーターは、保育小 屋の床から5cm以上離れた場所に設置し、雛が寒く なったら下に逃げ込み、暖かくなったら下から出て探検 できるようにします。ヒーターは、雛が火傷するほど熱 くなることはありませんし、雛の成長に合わせて保育小 屋の床から上がるように調節できます。  また、寝藁の下に敷いて下から温めるヒーターパッド もあります。この場合、雛用であることを確認してくだ さい。また、レビューも読んでください!安価な模造品 は、ショートしたり、ホットスポットができたりして危 険な場合があります。種まき用のマットや人間用の暖房 器具は使用しないでください。また、どんなものを使う にしても、常に温度を監視してください。  雛を家に連れてきたばかりなら、雛を35°C付近の場 所に置いて、その間に、ヒートランプや保温ヒーターを 探してください。そして時間を無駄にしないように、そ の日が終わる前に適切な熱源を用意しましょう。

 

雛の温度が十分かどうか、どうすればわかりますか?

 

 まず、保育器の中に温度計を設置し、温度を監視する ことです。しかし、雛が十分に暖かいかどうか(または 暖かすぎるかどうか)を判断するのは、それほど難しい ことではありません。雛たちがヒートランプの光に直接 身を寄せているようなら、雛たちは寒いので、ヒートラ ンプを巣箱の近くに下げます。もし、雛たちが寝るため に光線から離れたら、雛たちは暑いので、光線を高くし てください。また、雛があえいでいるのを見かけたら、 それは熱がこもりすぎていて、早く低温にする必要があ るということです。  うまく設置すると、保育小屋には、暖かい場所と涼し い場所ができます。そうすることで、雛は暖房の下で眠 ることができ、水はすぐに蒸発しないように端に置いて おくことができるのです。  家庭の気温が24°C前後であれば、4週間を過ぎても暖 房を入れる必要はありません。しかし、納屋やガレージ では16°C以下になることもあり、雛は生後6週間で羽が 生え揃うまで暖房が必要です。雛がまだ暖房を必要とす るかどうか、また必要とするならば何度のときに暖房が 必要かを判断する際には、鶏の暖房表(下記)を参照し てください。。。

 

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