専門家に聞く:農場協同組合の開始、ニンニクの保存

マザーアースニューズ 農 食 地域

専門家の助言:農場協同組合の開始、ニンニクの保存など。

翻訳:向井 真珠

 

地域の食料安全保障のために農場協同組合を始めよう 

 

パンデミックの間、行きつけの食料品店の在庫が減り、一部の食品が品薄になったことがありました。健康的な食品を買うにしても売るにしても、どうすれば食の安全性を高めることができるのでしょうか?

 

 土地や広い庭、大きなプランターがあれば、自分で野菜を育てることができます。しかし、ほとんどの人はこの選択肢を持っていませんし、ダラスの繁華街で肉牛を育てるなんてできません。 では、解決策は?外に出かけ、野菜を育てている農家や家畜の世話をしている農家と出会い、そうした食品を農場から直接購入するのです!

 農家と消費者は、オンラインでも対面でもこれまで以上に簡単につながることができます(ただしばらくは、密になりすぎないように)。 消費者はオンラインで農家を探し、農家はソーシャルメディアで近隣の町民に呼びかけます。協力しあい、菜園と家庭をつなぐ協同組合を取りまとめることで、不必要な価格調整や食品移動や包装、そして工場農場由来の有害な毒性を取り除きましょう。以下がその方法です。

 1️⃣ 一農家の組織する協同組合に、いくつもの農場と農作物を組み入れる。2 年前、私は北テキサスのお客さんアナとともに農場協同組合を始めました。私たちは、ダラス・フォート・ワース周辺の市場で出会った農家たちとパートナーになりました。彼らは牧草で育てた牛肉、放牧された鶏肉と豚肉、オーガニック野菜、鴨の卵、地元の蜂蜜、ニワトコの実のシロップ、ファイヤーサイダー、天然酵母パン、地元で焙煎されたコーヒー、有機ワインなどを供給してくれます。アナが協同組合を運営してくれて、北ダラスにある彼女の自宅が集荷場所となりました。

 2️⃣ 商品リストをつくる。協同組合の各生産者が、価格とサイズを明記した商品リストを準備すればよいでしょう。私たちの初注文では、フェイスブックのグループを通じて買い物する約 60 の会員がいました。会員は今や 700 近くになりますが、25% の会員が個々人の注文サイクルで買い物をしています。この割合はパンデミックの影響で急上昇しています。

 私たちは今、ザ・ファーム・コープ (The Farm Co-Op) というウェブサイト (www.TheFarmCoop.com) を持ち、どこを拠点にしていようとも、地元の農家が彼らの地域の会員へ届けてくれるという、地域ごとの配達が可能になっています。会員は近くの農場で提供されている商品を買うことができます。集荷日には、会員は決まった集荷場所に行き、自分の商品を受け取って帰宅します。

 消費者に買い物に来てもらうウェブサイトが必要です。フェイスブックグループは一つの選択肢ですが、このグループを運営すること自体が、すぐに運営者のフルタイムの仕事になってしまいます。農家が自分のウェブサイトを持つことや、もしくは協同組合の中心となるウェブサイトを使うこともできます。私たちは、地域の農家に会員に加入してもらうための彼ら自身のページを提供し、クレジットカードやデビットカードの経費などを含むあらゆる支払いや分類なども私たちのサイトで行いました。協同組合の会員うちの誰かが運営者となり、配達や保管、集荷のためのセンターとなる場所を提供しなくてはなりません。

 3️⃣ 支払い方法を決める。支払いはオンラインで完結します。注文は協同組合の運営者によって入力され、農場はすべての人の注文数ぴったりの量を集荷日の二日前に配達します。協同組合の運営者は各農場へ注文リストをメールし、農場はそのリストにある量を収穫します。野菜農家はその回に必要な分だけを収穫するので、残り物や廃棄する分は出ません。。。

 

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