サッサッと縫えるチキンサドル

マザーアースニューズ 自然 自給 DIY

丈夫な布で作った背を覆うシンプルなカバーで、羽の抜け落ちを防ごう。

文と写真:クリスリー・ジョンソン(Krislee Johnson)

翻訳:沓名 輝政 

 

 私が飼っている背中むき出しの雌鶏は、クリンガー(人のそばにいるのが好きなので[ベッタリさんという意味の]ふさわしい名前)といいますが、数年前の冬に不幸にも羽が抜けてしまいました。ありがたいことに、ダニや栄養失調のせいではありませんでした。秋に脱皮しなかったことと、過剰にじゃれつく雄鶏と何度も遭遇したことが原因でした。

 クリンガーはどんどん羽が抜けていったので、私は早急に解決策を考えなければなりませんでした。私は結局、初心者レベルのチキンサドルの型紙を作りました。お裁縫初心者の私にもできるなら、あなたにもできるはず!と思ったのです。

 私は初めてチキンサドルを作ろうとしたとき、伸縮性のあるフリースを使った無縫製のものを試しました。これは、複雑な型紙を縫う手間をかけずに、すぐに結果が得られるという点で、とても良い選択肢だと思いました。最初はうまくいったのですが、クリンガーには長くは着せられませんでした。彼女の体には大きすぎたし、素材も伸縮性に富んでいたので、簡単に脱ぐことができたのです。縫い付けるバージョンは少し小さく、雌鳥の体に固定するために軽めのゴムバンドが付いています。

 私はチキンサドルを2つの面があるように仕上げることにしました。趣向を凝らして、それぞれの面に別の生地を使って、リバーシブルの服を作ることもできます。おしゃれな鶏にはフリルをつけて、鶏小屋の羨望の的にすることもできますよ。 

 

道具・材料

  • 布用ハサミ
  • 待ち針(お好みで)
  • ミシン、または手縫い用の針
  • バターナイフ
  • デニムやキャンバスなどの厚手の生地(24×19cmの長方形)・・・2枚
  • 長さ19cmのソフトストレッチゴム
  • 長さ28cmのソフトストレッチゴム 

 

サドルを縫う

 1️⃣ 下に示す型紙に沿って、長方形の布を切り取るところから始める。正しいサイズでは、型紙は幅19cm、高さ24cmになる。プリントアウトするには、写真をスキャンして、81⁄2×11インチ( 22x28cm)の標準的な用紙に「縦」の向きで収まるように配置する。この型紙は、オンライン(www.CommunityChickens.com)でも閲覧可。丈夫なサドルを作るには、キャンバスやデニムなど、重くても快適な素材を選ぶ。

 2️⃣ 平らな作業台の上に切り取った布地を表側にして置く。両肩の角から3cm弱下の位置に、19cmのゴム片を置く。2枚目の布地を下向きにして1枚目の布地の上に置く。必要に応じて待ち針で留める。

 3️⃣ 2枚の布地の縁が揃っていることを確認し、最大6mmの縫い代を残して端を縫う。写真3の赤い矢印と点で示すように、首の部分と2つの肩の部分は空けておく。青色で示した部分をダブルステッチし、ゴムの端がしっかりと固定されていることを確認する。 

 4️⃣ 首元の返し口に残りの生地をくぐらせて表に返す。バターナイフなどを使って、縫い目を慎重に内側から押し出しながら生地の縁もきれいに返す。必要に応じてアイロンで生地をプレスする。。。

 

* 今号の記事全文は1月上旬までのご注文でご利用いただけます。こちらからどうぞ

* 今号の和訳抜粋サンプルはこちらからどうぞ

* 和訳全文は1年おきに発行される和訳電子版のバックナンバーでお楽しみください