太陽光パネルの価格は近年下がり、太陽エネルギーに投資したい人にとって、技術がより簡単に利用できる様に。米国エネルギー省によると、太陽光パネルの平均費用は2010年以来60%超低下しており、太陽光発電システムの費用は約50%低下。
翻訳:堀水 理佳代
もっと手頃な価格のパネルは短期間でのコスト回収を約束します。太陽発電のマーケットプレイスのエナジーセイジ (EnergySage) によると、ほとんどの人が初期費用をわずか6年から8年で回収します。しかしながら、たとえ土地の所有者が太陽光発電にする準備をしていたとしても、すべての屋根が十分に広く、十分に強く、または大型の太陽光発電設備を設置するのに適した形に作られているわけではありません。
ソーラーメーカー Sunflare はそのような構造のための解決策を持っています。特別な両面テープで設置する弾力性のある薄いフィルムの太陽光パネルです。 サンフレアの、平らで防水されたパネルは、枠、設置台、ガラスなしで作られています。上を歩くこともできます。そしてあらゆる形に合う様に作ることができます。
これらのパネルは、ガラスおよびシリコンパネルよりも少ないエネルギーで製造でき、1.7ミリメートルの厚さなので、より柔軟です。各パネルの裏地を屋根に合うように折ったり曲げたりすることができます。
Sunflare はシリコンよりも86パーセント軽量で、市販の屋根の設備とは異なり、屋根に穴を開ける事は不要です。これらの特徴は、重さを増し過ぎたり、完全性を損なうことなく、パネルをあらゆる構造に取り付けることができることを意味します。さらに、同社は環境管理にも力を入れています。有毒な化学薬品をパネルの製造に使用せず、使用済み材料を再利用しています。
過去10年間、Sunflare は「Capture4」の製品技術を磨き、セル単位の精度で発電することを保証しています。パネル全体ではなく、影になっているセルのみ動作を停止します。
このパネルは現在、伝統的な太陽光パネルよりわずかに効率が悪いのですが、わずかな光でさえも(夕暮れでも、夜明けでも、日が陰っていても)吸収することができます。シリコンは最も暑い時に発生する電力が少なくなる一方、これは日中の最も暑い時にも発電することができます。
サンフレアの太陽光パネルは、カーポートや小屋の屋根など、以前では使用されなかった場所での発電に使用することもできます。また、パネルはシリコン太陽光パネルよりも高価ですが、設置や設備費用が安くなるため、通常のパネルと同等の総額にできます。
Sunflareはすでに大型パネルの商用版を設置済みで、2018年9月に北米最大のソーラーイベントである Solar Power International で住宅用ソーラー屋根板をデビューさせました。 2020年に発売が予定されている住宅用ソーラー屋根板には、25年間の保証が付いています。同社は、自社のパネルが市場に出ている他のソーラー製品と結合できることを望んでいて、置き換えを望んでいません。 「私たちはすべての太陽光発電製品がうまくやっていくことを望んでいます。その実現には、全企業の協働が必要です」と Sunflare の CEO の Philip Gao は述べています。「Sunflare は、軽く、薄く、柔軟で、丈夫であるため、シリコン系パネルが利用できない多くの場所で利用できます。ゴミ処理した埋め立て地、貯水池、廃水処理施設、廃坑を覆うことができます。金属製の屋根やその他の荷重が制限される屋根の上は、シリコン系では無理でも、軽量であるがために、設置することができます。そして、気候変動に影響を与えるのに十分なCO2を削減するためには、これらすべての場所に太陽光を設置する必要があります。」
詳細については、www.SunflareSolar.com をご覧ください。
たのしい暮らしをつくるマザーアースニューズ
Flexible Solar Panels for Any Roof
By Amanda Sorell
February/March 2019
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