傷んだ葉はより良い実をつける:グリーン新聞

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テキサスA&M大学の研究グループは、有機栽培農家が長年争ってきた主張に決着をつけたと考えている。有機農法はより栄養価の高い果実を作るというのだ。具体的には、虫の食害を受けたイチゴの葉は、収穫前に抗酸化物質をより多く生成することを発見したのだ。

 この研究は、私たちが食べる植物は、種子の遺伝物質以上のものであることを示し、その育成がさらに評価された。研究者は、植物は草食動物や病原体に対応するための「非常に複雑な防御システム」を持っていると書いている。そして、この防御システムで作られる化学物質が、偶然にも人間の健康に役立つというのである。

 この研究が示唆することのひとつは、農業プロセスにおける特定の「害虫」の重要性ではないだろうか。そう、人間の食べ物のために昆虫を保護する必要性を指摘している。昆虫に食べ物を与えることで、私たちはより良いものを食べられるのだ。しかし、同大学の研究者たちは、結論の中で別の意味合いを指摘している。「収穫前に葉に与える機械的な傷を管理することで、果実のファイトケミカルを増加できる」要するに、昆虫(またはその一面)を機械に置き換えるのだ。この研究の写真から判断すると、その機械は紙の穴あけ機のようなものだろう。

  

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