車輪付き窓付きのコンポスト

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この便利なコンポストで「食卓から農場まで」を実現しよう。

 

文と写真:ジョシュ・ロウ(Josh Lau)

翻訳・校正:沓名 輝政

 

ニワトリは生ゴミを再利用する素晴らしい方法だが、卵を食べない家庭や、ニワトリが好まない生ゴミがある場合は(あなたのことですよ、柑橘類の皮やトウガラシの種など)、我が家で言うところの「食卓から農場へ」を実現する素晴らしい方法がコンポストだ。

 地面に堆肥を積むのは簡単なシステムだ。キッチンのすぐ外に堆肥を置くことができない場合や、スペースが限られている場合は、タンブラー型のコンポストを購入するのも魅力的かもしれない。このようなコンポストを使えば切り返しは簡単だが、堆肥が地面と接触していないため、地球の熱の恩恵は受けられない。堆肥自体は熱を発生するが、バクテリアが働くには寒すぎる気候で、堆肥の山がタンブラーサイズしかない場合、豊かで茶色い神々の食物の代わりに凍ったズッキーニの皮ができることになる。 

 では、どうすればいいのか?簡単だ。コンポストの周りに、南向きの大きなアップサイクル窓、分厚い断熱材、そして大自然に簡単に出入りできる環境に配慮した小屋を建てるのだ。そうすることで、太陽の熱を集め、寒い季節でも冬を追いやることができる。またこれは、大がかりなプロジェクトに取り組むことなく、楽しみながら何かを作ることとも言える。

 自営農地の周辺では、キャスター付きの設備を導入して後悔したことはない。大きな回転キャスターと芝刈り機の車輪を組み合わせれば、堆肥を捨てる時には堆肥ハウスを近くに置くことができ、バーベキューで来客があった時には邪魔にならないようにすることができる。最も重要なのは、車輪があれば、季節が暑くなったときに南向きの窓を北向きの窓に変えられるので、夏に微生物を死滅させずに済むということだ。容器を保管する場所や、ツートンカラーの塗装をする気になれるかどうかにもよるが、片側を黒く吸水性のある塗装にして冬は太陽に面し、反対側を明るく反射性のある壁にして夏は太陽に面することができる。

 一般的に、この組み立ては非常に簡単だが、いくつかの細部については時間をかけて考える必要がある。第一に、容器は重くなるため、頑丈でしっかりと支えられたベースが最優先。次に、上部の投入口と側面の取り出し口が必要なので、蝶番とドアに対応できる十分な補強材を確保すること。

 注意点を一言: どんな小屋でも生き物にとっては魅力的だが、暖かい冬の小屋は特に誘惑的。特に底のシールは、比較的厳重に。このコンポストは、生き物が見えるような広さにすると、かさばる作りになってしまうので、密閉性を高めることを優先。。。

 

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