リデュース、リユース、それともリサイクル？

廃棄物削減に万能のコツはない。 場所によってはリサイクルサービスがないところもあるし、リサイクルできないものもある。だからこそ、使い古された原則ではリデュースとリユースが最初に来るのだ。 また、あなたには有効でも、別の人には通用しないこともある。

　例えば、私の家族の一人はトウモロコシアレルギーだ。 生分解性の食品用ラップ、特定の清涼飲料水メーカーのボトル、オーガニック・フルーツに塗られたワックスなども含めてだ。 生分解性包装は使い捨てプラスチックを避けるための画期的な製造方法だが、彼女には合わない。多くの場合、リサイクルが最善の策かもしれない。

　時には、他の原則のために3Rを脇に置くこともある。 私は冬の間、食料を育てることができず、地球の裏側で栽培された野菜を買いたくないときに、農産物の定期購入プログラムを注文したことがある。 新鮮で、有機栽培で、アメリカの農家が育てた野菜は、再利用できない断熱材入りの段ボール箱で届く。 箱はシュレッダーにかけて堆肥の山にするが、断熱材はゴミ箱の中で場所を取り、さらに埋立地でも場所を取る。

　また、地元で買い物をするようにしているが、実店舗は減少している。 地元で手に入らないものをオンラインで注文することもある。 それらの荷物はさまざまな形で届く。 プラスチックがゴミ箱の中で小さく砕けるのはありがたいが、私はむしろ、段ボールやくしゃくしゃにした紙、コーンスターチをベースにしたパッキング・ピーナッツ［ピーナッツ型の緩衝材］を手で細かくして、ミミズコンポスト容器に入れたり、菜園のマルチとして使ったりしている。 特に再利用できない場合はなおさらだ。

　では、一般的なゴミの削減についてはどうだろう？ 環境を心配する以前から、農家での生活や節約生活は、個人レベルでゴミを減らすことの大切さを教えてくれた。 私は野菜の皮が他人のゴミ箱に落ちているのを見ながら、その堆肥がどんな菜園に恵みをもたらすかを考える。 あるいは、新車の価値低下と中古車の修理費のバランスを考えて、古い車を購入する。 しかし、なぜ私が最新の製品を欲しがらないのか理解できない人々の考え方には、断絶を感じる。 あるいは、私が生きているよりも何十年も前からアップサイクルをマスターしている人たちを感心して見ている。

　44ページでは、パトリス・ルイス（Patrice Lewis）がホリデーにまつわるゴミを減らす方法を紹介している。 また、毎号の「田舎の伝承」コーナーでは、リデュース、リユース、リサイクルの方法を学び、その知識を他の人と分かち合いたいと願う人々からの貴重なヒントを提供している。 同コーナー（58ページ参照）は、依然として最も人気のあるコーナーのひとつだ。 時間を節約し、お金を節約し、環境を節約するヒントを分かち合ってくれる読者の皆さんに感謝します。 無駄を省くことは、やがては芸術の域に達し、私たち全員が誇りを持てるようになる。 たとえ埋立地から避けるゴミがわずかな割合であろうとも、自分の家に合った方法で時間とお金を節約することができる。

　あなたの家が快適で、あなたの足で軽ろやかに歩けますように。

―  マリッサ・エイムズ（Marissa Ames）

翻訳校正：沓名 輝政

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