シンプル・お手頃な育苗

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健全な菜園は健康な苗から始まる。簡単にできると学ぼう。

文と写真:サミュエル・フェルドマン(Samuel Feldman)

翻訳校正:沓名 輝政

 

家庭で種まきをすれば、春になったらすぐに植えられる丈夫な苗を育てることができる。幸運なことに、種まきキットや用品にお金をかける必要はない。数個の容器と自家製種まき培養土、そして紙があれば、菜園に植える立派な苗を育てることができる。

育苗

 菌の無い培養土を使い、管理された環境で苗を育て始める。様々な方法がある。ピートペレット(泥炭を圧縮して乾燥させたもの)は、しばらくの間、園芸市場で広く普及している。安価で使いやすいが、環境問題にもなる。別の種類のペレットを使いたいなら、ココナッツコイアから作られたものを検討してみよう。ペレットを使わない方法としては、堆肥を作り、殺菌した後、種まき培養土に加え、ソイルブロッカーを使って、種を発芽させるための土を成形した塊を作る。

 このステップを省いて、8cmのポットに直接植えても良い結果が得られる。一般的に、大きな種は発芽が早いため、ポットに直接植え付ける方が簡単だが、小さな種は流されて表面に残ってしまう可能性があり、すぐに乾いてしまう。

 どのような方法で種まきをする場合でも、種袋に記載されている説明書に細心の注意を払うこと。最初の種を土に蒔く前に、湿度、暑さ、水、土の状態、日光など、植物に必要な条件を理解しておく。

 植え付けたら、種と土をビニールやガラスで覆い(種まき用のトレイにはプラスチックの蓋がついているものもある)、暖かく明るい場所に置く。苗が出たらすぐに覆いを取り、日当たりのよい場所(理想的には8時間日光が当たる場所)に置くか、育苗用ライトの下に置く。まだ発芽していない苗がある場合は、発芽した苗をカバーのない容器に分け、残りの苗はカバーをかけたままにしておく。種まきの間は、土と種を湿らせておく。土の表面が乾き始めたら水を与える。

 本葉が数枚出てきたら、苗を8cmのポットに植え替える。。。

 

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