ハワイ州ヒロ|あなたが今まで(たぶん)訪れたことの無いスゴイ場所8選

Photo Courtesy Hawaii Tourism Authority/Tor Joh
Photo Courtesy Hawaii Tourism Authority/Tor Joh

炎と雨の町

  ハワイ州ヒロ。自然が支配的で、人々が立ち直ることを学ぶ場所、ヒロは活火山マウナ・ロアの裾野近くに位置する。過去60年間で2つの津波を経験したこの熱帯雨林のコミュニティは自然の厳しい試練に直面する場所かもしれないが、息を呑むような滝、緑豊かな森林と熱帯庭園が、楽園は私たちのすぐ近くにあると簡単に思わせてくれる。

 この地域はアジアとヨーロッパ、ポリネシアの文化が混在していて、お祭りで盛り上がる。例えば、メリー・モナーク・フェスティバル(世界で最も本格的で権威のあるフラダンス競技)と太平洋のふちの料理(フルーツサルサのような異文化交流的なメニュー、新鮮な野菜、アツアツ取れたての魚介類)だ。ヒロは、文化と料理の豊かな多様性を享受している。加えて、公園、滝、熱帯保安林の豊かさだ。これにはLili'uokalani公園、庭園、近くの火山国定公園が含まれる。200人以上の地元の農家や職人で行われて、年中無休「夜明けから日没までの」ヒロのファーマーズマーケットは、エキゾチックなフルーツとトロピカルな花の宝庫だ。

 150キロの広いハワイ島(ビッグ・アイランドとも呼ばれる)の中でヒロの場所が特別なのは、住民にとって深い自然志向の可能性があるということだ。このビジョンは、ヒロにあるハワイ大学の学生や教員が強く提唱したもので、着実に進んでいる。

 1日に90トンのナッツを製造するマウナ・ロア・マカダミアナッツコーポレーションは同社の電力の60%を提供するためナッツの皮や殻を焼却処分して発電している。プナ地熱ベンチャーは、島の地底にある広大な大釜の熱を取り出していて、連続的に蒸気を30メガワットの電力に換えている(風と太陽が豊富な州であるハワイで生成される全再生可能エネルギーの約3分の1に当たる)。施設の近くに住む住民が、プナの生産に関する環境問題や慣行について深刻な懸念を示しているものの、この地域の顕著なエネルギー潜在能力が、課題を克服する為の説得力のある動機を提供している。

 壮大な火山によってヒロの地形が成り立っている。キラウエアは1983年以来継続的に噴火し、世界で最も活発な火山の1つである。マウナケアは太平洋の底から9,600メートル隆起していて、エベレストより背が高い。その頂上には、世界で最も重要な天文観測所のひとつがある。また、大きなマウナロア山の頂上では1958年以降、地球の大気中の二酸化炭素濃度の

急激な増加を記録している研究所がある。ハワイ火山国定公園では、ハワイの島々を作り上げる普遍的な現象で、頻繁に海に流れ込む赤い熱い溶岩を見ることができる。

 ヒロの新しい観光スポットのひとつ、イミロア天文学センターは、ハワイ島にある3つの大きな山を表現する印象的なチタンコーンの下にある。ハワイ熱帯植物園は、ヒロの近くの緑豊かな渓谷に位置し、熱帯と在来植物の保護を行っている。"大規模な屋外型で、沿岸に位置し、年中何千もの蘭が咲き乱れる唯一の庭園だ"と管理者 Kate Logan は述べている。

"全歩道のカーブから、滝、海の景色、手彫りの巨大なハワイの神の像が見られ、驚きに溢れている。"

 

http://www.motherearthnews.com/nature-community/hilo-hawaii-zm0z12onzcom.aspx