あなたの群れに雄鶏を

私はささやかな、まとまった雌鶏の群れを飼っていて、そこに雄鶏を一羽加えたいと思っている。雄鶏を紹介する最善の方法は?群れに雄鶏を含むのは、いくつかのメリットがある。雄鶏は保護者として振る舞い、群れをまとめ、雌鶏たちが小屋の外を歩き回る時には天敵から守るだろう。責任を負う雄鶏がいれば、ボス役を自任している雌鶏もずっと穏やかになる。また、雄鶏を置いておくということは、有精卵ができ、望むのならばひよこを育てることもできるということだ(「卵を抱く雌鶏で上手に鶏を育てる」を参照)。

 群れに加えるのが雄鶏であろうが雌鶏であろうが、必然的にプロセスは同じだ、とThe Small-Scale Poultry Flock【小規模家禽飼育】の著者Harvey Usseryは言う。雄鶏を、真昼に、広い囲いの中で紹介する。攻撃された場合に、雄鶏が逃げるのに十分な空間を与えるのである。そして雄鶏と雌鶏の行動を観察する。

 「しょっぱなは小競り合いがあるでしょう」とUsseryは言う。「私の経験上、これはたいした懸念材料ではありません。雌鶏たちがヒエラルキーの中で自分の位置を見つけるまでの混乱期なんです。間もなく、雌鶏は自然に雄鶏を受け入れるでしょう」

 けれども、もし群れが雄鶏に対してもっと攻撃的にふるまうなら(尾羽を引っこ抜く、あるいは流血させる)、ゆっくりと物事を運ぼう。雌鶏たちが落ち着くまで、雄鶏を群れから離れてはいるが視界には入るところに留める(例えば、日中は屋外の別々の囲いの中で放し飼いにする)。群れの平和を維持する方法や、卵からひよこを孵し育てる方法をもっと知りたいなら、Usseryの著書The Small-Scale Poultry Flockを見てみよう。

 

Introduce a Rooster to Your Flock