太陽光発電ブームは頂点?

太陽光発電は、ますます備え付けやすくなっている ― 価格も安くなった。電力コストの低下が進んでいくという予測は、強い経済成長期の基礎と言えるかもしれない。

 

地球にふりそそぐ太陽エネルギーは、年間12.2兆ワット時に相当する。これは、人類が消費する全エネルギーの2万倍。ところが、太陽光線を電気へ変換する太陽光パネルは、世界の使用量のわずか0.7%だけ生産している。

なぜなのか。

まず、コスト。米国エネルギー省(U.S. Department of Energy)の試算によると、太陽光発電の平均コストは、メガワット時あたり $156.90。一方で、従来の石炭火力発電の平均コストは$99.60、 原子力発電は $112.70、 各種天然ガスは $65.50 から $132。経済性の面で、太陽光はいまだに競争力がない。

また、技術面では、太陽光発電は、蓄電が困難。「最大の難問は、太陽光がふりそそがない間に、いかに電気を供給し続けるかということ」と Christoph Steitz と Stephen Jewkes (Reuters)はいう。

しかし、進歩したおかげで、コストと技術的問題は、格段に解決へ近づいている。

 

Are We on the Cusp of a Solar Energy Boom?