Dear マザー|道具がつなぐ絆、マザーでインスパイア、庭の鶏

道具がつなぐ絆

ここらへんではマザーアースニュースなしではやっていけません。発行者ブライアン・ウェルチ(Bryan Welch)の記事はいつも私の琴線に触れるのですが、中でも2013年8月・9月号の「古い道具:神聖なる家宝」にはとても感動しました。

  私の父は昔、綿を圧縮して梱(こり)にする会社で働いていて、綿の梱(こり) を切り開いて中をチェックする為の専用ナイフを使っていました。彼が退職した時、母がそのナイフを庭仕事に使い始め、そして今では私がそうしています。

  そのナイフは50年以上も前のもので、いくらか使い古されてはいるものの、土を掘ったり植え替えたりするのに重宝なんです。そして使うたびに両親のことを思い出します。

  懐かしい思い出をありがとう、ブライアン!

ジョアン・ビュアガード(Joan Beauregard)

テキサス州リッチモンド

 

ほんとうにその通り、受け継がれてきた道具には懐かしい記憶を思い出させてくれる喜びがありますね。体験をシェアしてくれてありがとう、ジョアン。私たちは何世代も受け継がれるような丈夫でしっかりした道具の大ファンですよ。― マザーアースニューズ

 

マザーにインスパイアされ進路変更

もし2002年の冬にコロラド州スティームボートスプリングスの図書館で、棚にある大量のマザーアースニュースを見つけなければ、自家発電で暮らしたり生活の為に太陽光発電の設置を請け負ったりはしていなかったと思います。数え切れないほどの記事と自分たちの体験をシェアしてくれた刺激的な人たちなしでは、ストローベイルハウス(更には大地に覆われ(earth-sheltered)、パッシブソーラー【自然対流の太陽熱利用】とアクティブソーラー【機械を使う太陽熱利用】で、揮発性有機化合物入りのペンキを使わず、部分的に廃材で建てた家がその後に続きます)を建てたり、馬を使って切り倒した丸太を可般式製材機で木材に加工したり、養蜂を始めたり、大地に覆われた(earth-sheltered)鶏小屋を建てたり、果物の木を植えたり、家庭菜園の醍醐味を味わったり、数々の他の作業計画に手を染めてみたりはしていなかったでしょう。

  私たち個々人がどうすればこの地球にとってプラスの影響を与えられるかを世界に広めてくれていることに感謝します。人間はこの惑星に何ら悪影響を及ぼしていないと主張する批判的な人たちに言いたいのは、一つ一つの行動はそれと同じ大きさで、正反対の向きに反作用する、ということ。私たちがする全てのことはこの地球に何らかの変化をもたらすのです。私は、自分がここへやってきた時よりも、ここを良い場所にしたいと思っています。

  私たちが地下に残すことができる石炭1オンスずつに意味があるのです。確かに太陽光パネルだって作るのに材料が必要だし。。。

 

「非経済的で非効率的で非人道的」

いつもはマザーアースニュースが大好きで使えそうなアイデアをたくさんもらっていますが、2013年4/5月号の記事「裏庭の鶏:卵、鶏肉、鶏糞肥料など」にはゾッとさせられました。

  誰がこんな非経済的で非効率的で非人道的な鶏の扱いを人に勧めることができるのかと信じられませんでした。真夏の太陽の下でほんの小さな小屋(ましてやプラスチックのゴミ箱!)だけで柵の中に閉じ込めるなんて。餌や新鮮な飲み水に関する記載も全くなし。察するにあなたのところの記者は家畜の最低限のケアよりもお金をケチることに関心があるようですね。

  もっと簡単でお金のかからないのは、この実際に試されてきた信頼できる確かな方法:鶏に輪作の一端を担わせるやり方です。今年の休閑地を柵で囲い、そこで鶏を自由に動き回らせ、設備の整った鶏小屋へのアクセスも与えるというもの。雄鶏を一羽入れておけば鷹を撃退するのに有効でしょう。秋か春にその一画を耕し、鶏小屋の敷き藁は近くのコンポストに入れればよし。鶏たちは幸せだし、自分たちだって不愉快なワイヤーのかごをあちこち引きずり回さなくていいんです。

アン・カークパトリック(Anne Kirkpatrick)

ブリティッシュコロンビア州サーモンアーム

 

  アンが紹介してくれた伝統的なやり方はスペースがあれば有効でしょう。でも多くの読者の報告では放し飼いの鶏の大きな脅威は鷹その他の天敵だと言います、たとえ雄鶏を一羽入れていたとしても。そのことを踏まえて、移動できて全体が覆われているワイヤーの囲いに鶏を入れることを提案します、昼間に出かけていたり、起こりうる攻撃を防ぐための犬がいないような場合。。。