菜園に落ち葉を置いて利用する｜専門家に質問

落ち葉を全て上手に菜園で利用する一番良い方法は何ですか？

落ち葉は天然の堆肥で、森の地面を覆う黒い養分に富んだ腐植土の材料です。園芸家は、森の腐植土に習って、炭素に富んだ落ち葉に窒素に富んだ肥料や刈り取った草を混ぜ、堆肥を作ることができます。

  ただ冬の間、生きた堆肥の山を維持するのはなかなか難しいのです。コネチカット州実験農場(Connecticut Agricultural Experiment Station)の農学の副研究員Abigail Maynardによると、より簡単な方法は秋の庭の落ち葉を使うこと。彼女は10年以上、庭の土壌改良剤として落ち葉を使うことを研究しています。

  可能なら、まずは粉砕機や芝刈り機で落ち葉を刻むと良いです。より小さい方がよりはやく分解するでしょう。庭の土の上に、刻んだ落ち葉の根覆いを播いて、それから耕運機やシャベル状の鋤ですき込みます。「春までには、刻んだ落ち葉のほとんどは完全に分解するでしょう。」Maynardは言います。

  Maynardの研究によると、楓や樫の落ち葉だけで改良した土壌は、既製品の肥料を加える方法での収穫量を、上回ることはないかもしれません。しかし庭の落ち葉を使うことで、土壌に有機物が加わります。その有機物が土の構造を改良し、植物へと少しづつ放出される養分と湿度を保ち、有益な土壌生物を育む食物を提供します。

  Maynardは、長い時間の経過した肥料のような、窒素に富んだ肥料を、春に追加することを勧めています。（秋に加えられた窒素は、春までには溶解しているでしょう。）