自家製ハーブの治療薬

簡単安全、こんな精気みなぎる植物治療薬が、わずかな費用で癒しに役立てられる。

しぶしぶながら、この7月に61歳の誕生日を祝った。心の奥では、神様は私の正常で自然な老化プロセスを例外扱いして、90歳代になっても35歳のままでいられると45年前から確信している。どうやら、生前に定めた人生の契約書の細目で無効化したことが大宇宙に忘れられた。私の場合はそれが老化現象というわけ。どこが間違っていたのか理解しようとしているが、上手くいかない(今のところ)。

概ね私は非常に健康に恵まれているが、1つだけ特別なことをしている:私と同年代の知人ほぼ全員とは違い、薬剤を服用しないということ。お医者さんには滅多に行かないと言うと大変驚かれる。分かったのだが、これは、21世紀が始まってここ10数年で、非常に珍しい出来事。(若い頃はそうでは無かった。)

 処方調剤薬品を毎日1つも服用しない理由は、そもそも漢方薬を頼りにしているという、大部分が私のライフスタイルに起因している。私はおよそ30年間、一次医療として自家製の薬草を使っている。生きていると誰もが出くわす、そう重症でない風邪やインフルエンザ、切り傷や擦り傷といったものから、過敏性腸症候群やブドウ球菌まで様々な興味深い症状にも出会ったが、その全てを成功裏に治療して来た。薬草は万人の生活スタイルに合わないかもしれないが、私は、生命力を高め、自身を強くし、高くなく、安全で自然なアプローチを見つけている。

  一般的な病気に対して私が見つけた最良の治療法は全て、庭で育てることのできるハーブや、調味料やスパイスとして台所の食器棚にあるハーブを使う。もちろん、これらの治療薬だけが効果があるわけでは無い:あなたの周囲にあるほぼ全ての植物には何らかの治療効果がある。

 

肌の状態

 

火傷。通常は声を出して ― それも大声で ― 罵り言葉を吐きながら歩き回る。でも時には次の治療薬を使う。

 

1. 蜂蜜:特に、重度の火傷に適す。感染を止め、皮膚の再生を刺激し、火傷を負った部分に潤いを保つ。蜂蜜は、ほぼ全ての医学的治療より火傷に効き、Ⅲ度熱傷【皮膚全層を損傷】に対してもだ。

 

2. ウチワサボテンの切り身パッド:鋭いナイフで外皮を剥ぐときにパッドを持つために手袋を着用する。植物からぬるぬるとした楕円形のパッドを切り出す。火傷を負った部位に直接パッドをのせ、包帯を巻く。日焼けにはパッドを日焼け部分にこするように塗る。

 

切り傷や擦り傷。私たちは誰でも、暮らしの中で切れ味の鋭い刃に、何度も何度も遭遇する。ここでは、その後遺症に対処する方法を説明する。

 

1. 傷用パウダー:私の手作り傷用パウダーは出血を止め、傷口を乾かし、感染を抑え、治癒力を引き出す。ほとんどの場合は初日には絆創膏を貼りその後傷口を出したままにしておく(絆創膏が貼りにくかったり、大きな傷口でない限り)。良い傷用パウダーのレシピには、何らかのベルベリンを含む植物(例えばメギ、ゴールデンシール、オレゴングレープの根)、コーンフリーの葉または根、セイヨウネズの針葉(木や茂みの古い針葉ならさらに良い - 古い針葉はより多くのタンニンを含んでいるため、若い針葉よりも出血を早く止める)、それにおそらくオレガノ、ローズマリー、タイムが含まれている。ベルベリンを含む植物とセイヨウネズの針葉は殺菌作用があり、またセイヨウネズの針葉は出血を止める。コンフリーは、治癒を刺激し、オレガノ、ローズマリー、タイムも抗菌剤になる。私は通常、以下のレシピで作成し、新鮮さを保つために冷凍庫に保管している。

  ベルベリンを含む植物の根や樹皮を1オンス【28g】、コンフリーの根を半オンス、セイヨウネズの針葉を1オンス、そしてオレガノ、ローズマリー、タイムの葉を1/4オンス(オプション)をそれぞれ計ります。すべての材料を混ぜてブレンダーまたはフードプロセッサーで細かく挽いた後、きれいなコーヒーグラインダーでパウダー状にする。私は可能な限り小麦粉のような粉末になるまでふるいにかける。傷口にたっぷり振りかける。

2. 蜂蜜:数日後、傷用パウダーの使用を止めて蜂蜜に切り替える。これは、あらゆる既知の薬剤耐性菌に対しても有効で本当に治癒を速める。蜂蜜、絆創膏で傷口をカバーし、包帯を毎日変える。。。

 

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Herbal Remedies for Common Ailments

December 2013/January 2014

By Stephen Harrod Buhner


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