自立志向で人がつながる

益々多くの人 ― 政治的右派左派両者 ― が、持続可能な自立的暮らしに共通項を見出している。

 

  あなたが成長しているように、私たちも成長している。昨年(実際は過去10年間)、マザーアースニューズはアメリカ国内の主要な雑誌の中で最も急成長した。私たちの活動を支援下さり有り難う。私たちは、様々な形で、皆さんに奉仕できることを誇りに思っている。

  メディアマーク・リサーチ&インテリジェンス(Mediamark Research&Intelligence (MRI))という会社が広告業界のために雑誌の読者について調査を行った。彼らが確証したのは、過去10年間アメリカ国内の211の雑誌の中でマザーアースニューズほど急速に読者(それはあなた!)が伸びた雑誌はなかったこと。この期間、合計読者数は4倍になった。

  全体的に、近年雑誌の読者数は減少している。しかし、マザーアースニューズは違う。過去6年間において、国中の全雑誌の売店での収益は37%落ち込んだが、同時期に私たちの雑誌の売店での売上は倍増。尚、マザーアースニューズの姉妹誌でMRI211雑誌調査に含まれなかったマザーアースリビング(Mother Earth Living)とグリット(Grit)を読んでいる、読者のみなさんのお仲間たちはもっと早く成長している。

  なぜか?良い経営を評価したいのと同じくらい、実際に良い読者に恵まれているからだと思っている。とても良い読者、あらゆる面で良い読者に。

  マザーアースニューズと姉妹誌は、ここオグデン出版社(Ogden Publication)でなかなか良いことをやっている。我々の雑誌について説明する時、よく良心的なライフスタイルについての雑誌だと言う。良心的な人々のための雑誌であるというのが別の言い方。最近益々、読者が雑誌に何を載せたいか言えるようにしている。毎週様々な読者グループに10から50のメール調査を送信。(マザーの顧問グループに参加したければ、www.MotherEarthNews.com/Advisory-Groups を参照。)これらの調査の結果から分かることがある。読者が在来種のトマトの写真が好きなことや、園芸が好きなこと、納屋や農作業小屋が好きなこと、産業的な食料システムに懐疑的であること、自分の食料を育てることや家具を作ることを楽しんでいること、自然療法が殆どの健康問題を解決できると信じていること(そしてそのような療法を好んでいること)、この惑星や生態の将来について気がかりであること、そして、自分の孫やひ孫たちが住めるような美しくて豊かな場所を残したいと思っているということ。

 そういった共通の関心があるため、みんなまるで同じ生地から切り出した布のように聞こえるかもしれない。しかし、MRIは読者の特異性も考慮している。2013年から雑誌の読者に政治観を尋ね始めた。10%の人たちが「とても政治的にリベラル」だと答え、21%が「とても保守的」だと答えた。

読者の皆さんは一般的なアメリカ人よりも政治観が両極端にあるように強く感じている。無作為に選んだアメリカ人の内、わずか5%がリベラル派だと答え、12%が保守派だと答えている。ということは、マザーアースニューズの読者は平均的アメリカ人よりもおよそ2倍「とてもリベラル」か「とても保守的」となる。今日どんなメディアに触れても、アメリカ人は非常に両極化していると信じ込まされる。みなさんを指して、読者として過度に両極化して一緒にまとまらないと言う。しかし、実際はそうではない。

 

誠実さの共通点

 編集者として、読者がリベラルか保守派かということは通常考えていない。とても良心的な読者を求めている ― 持続可能性と自立に興味のある人々を。そう、とても良心的な人たちは、自分自身のことを「とてもリベラル」であるとか「とても保守的」だと言いがちなのだ。

 しかし、政治的な違いは、庭、トマト、農作業小屋、純粋な食べ物、健康的な住処やひ孫たちへの思いには、現れていないようだ。

 明らかに、そういったものは守られ、育まれる必要があるということでみんな同意している。最も重要なことは、私たちはみんなつながっているということ。

MRIの過去10年間の調査では、読者のみなさんが最も急速に増えている読者ということだが、それだけでなく、2倍以上分厚くて、2倍以上文字数が多い雑誌と比較しても、マザーアースニューズを読むのにかける時間は他の雑誌に比べて長い。

  更に言えば、読者の皆さんのおかげで、アメリカ国内の主要雑誌の中でマザーアースニューズが読者に最も気に入られた雑誌と言えそうだ。

 これら全てのことが私たちにとってエキサイティングなことで、もちろん、大きな意味で我々を励ましてくれる。

 

Self-Reliance Is the Tie That Binds, Part 1

 

By Bryan Welch


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