女性の農業従事者の数が3倍に

グラント・ウッド伝統的なアメリカン・ゴシック絵画が描写しているのは、質素な農業を営む夫婦で、男は手に干し草用熊手を持ち、女は傍らで見ている。だが、現代の農場所有の傾向に合わせて修正した絵画が必要。妻が車輪付きの鍬 (wheel hoe) を手にとっているような絵画だ。合衆国農務省の2013年のレポートが示すところによると、女性が「農場主」を務める農場や牧場の割合が、過去30年でほぼ3倍に ― 合衆国全土の農場で5% からほぼ14% に。1982年、女性が運営する農場の総数は121,600で、2007年までに、306,200上昇。(レポート全文は United States Department of Agriculture参照。)

「副農場主」の女性を加えるなら、女性の農家の総数は100万人以上に達する。この伸びは、農場主の男性の数が22万人減ったことが原因。

農業に関心のある女性には、新たに利用出来るものが豊富に揃っている。Annie’s Project では、合衆国34州で講習が利用でき、農場管理や製品マーケティングについて、女性たちへ教えている。親しみやすく、気軽に質問出来る場も設けられている (農業にかかわる女性の多くは村八分の傾向にあるため)。持続可能な農業の提唱者のテムラ・コスタ (Temra Costa)が出版したのは、牧場や菜園をする女性の様子を描写する物語まとめで、2010年の著書 「農家のジェーン(Farmer Jane)」 。同著のホームページ Farmer Jane には、女性農家向けの付随情報がある。

ジェニファー・コグス (Jennifer Kongsはマザーアースニューズの編集マネージャ。雑誌の勤務時間外には、自分の菜園で農作業したり、地元の遊歩道をジョギングしたり、キッチンで料理したりすることが多い。 

 

 

Women in Agriculture: Number of Female Farmers Triples

By Jennifer Kongs 

April/May 2014