ヴァーモント州バーリントン|グリーンな町の代名詞|素晴らしい町2014

ヴァーモント州バーリントン。マザーアースニュースが提唱するコアバリューのイメージキャラクターをコミュニティとして表すならば、バーリントンになるだろう。オーガニック菜園、自給自足、交流が盛んなコミュニティ、再生可能エネルギー、そして健康意識の高さがバーリントンのあり方だ。活気ある地域型フードシステムが街の中核となり、そのフードシステムの中心にはインターヴェール センター(Intervale Center)がある。

「インターヴェール」とは丘に挟まれた低地帯を意味し、小川や川からあふれた水により低地部分は常時肥えている。1980年代は市内の700エーカー以上ものインターヴェール地帯が定住危険区域となっていた。かつて生産性の高かった大地は放置され、人々は主にゴミ捨て場として使っていた。Gardener’s Supply Companyの創設者、ウィル・ラープ(Will Raap)は地域を復元し、本来の農業地帯に戻す活動を主導した。地元の人々はゴミを集め、枯渇した土を回復させ、徐々に現在の健全な農的レクリエーション資源へと変えた。インターヴェール・センターは今ではこの土地の350エーカーを管理し、バーリントン市民を食べさせていける農のオアシスというラープのビジョンは実現された。「市内にこれだけの膨大な緑と農地がある場所は珍しく、バーリントンは恵まれています」とインターヴェール・センターの役員のトラビス・マルコット(Travis Marcotte)は言う。「私たちはこの25年間、地域型フードシステムを築き、新農地の開拓と農業関連ビジネスの開発方法、農産物の売り込みと土地の管理方法、『畑から学校へ』『畑から食卓へ』〉というプログラムの開発方法をモデル化してきました」。

  マルコットによると、Vermont Agency of Agricultureヴァーモント農務局がこの強いフードシステムの成長を手厚く支援し、ヴァーモント州の経済の中枢となる「働く景色」を守るためのもくひょうへすすんで役目を果たしている。ヴァーモント州全体の環境改善と地域回復政策については、「Vermont Leads the Way on GMO Labeling, Worker-Owned Cooperatives and Sustainable Population をご参照。

  インターヴェールにはバーリントン内の快活なフードシーンをつくる課題があったが、今ではシェフや醸造者達の大々的な革新を街全体が味わっている。フード・トラック・フェスでは昔懐かしい「トラック・ショップ」(荷台屋台)が提供され、金曜の夜に住民達は地ビールや自家焙煎コーヒーを飲み、地元のミュージシャンは演奏をし、アーティストは作品を展示できる。冬になるとお祭りは屋内に移動し、アーツ&カルチャーを支援するアーツ・ライオットが、週を通して違うシェフを招いたり、料理のデモンストレーションやライブ音楽、ダンスパーティーやアート展覧会を開催している。

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和訳全文は10月末発行予定。

 

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Burlington, Vt.: Green Is Just How It's Done

 

By K.C. Compton 
October/November 2014