寒さに強い、オーストリアのエンドウマメで、美味なる冬サラダを。土壌の窒素分を高める冬のカバープランツにもなるんですよ。
栽培と収穫のコツ
秋まきのオースリアえんどうまめは、初霜のおりる平均日の6~8週前までに蒔く。寒さの厳しい地方では、冬豆を春一番に蒔くところもある。まず土を 幅広のくわか耕運機で土を耕してから、種を5~7.5cm離れるように密にばら蒔きする。レーキで種を土の中にすきこみ、水をやる。乾燥している土で水をやらないなら、くわで畝をつくり2.5cmの深さに種を蒔き、土を上から押し固める方法で確実に種と土を接触させる。その他にも約230gの種を約93平米に蒔く方法や、同じ広さに約920~2,300gの種を蒔く方法もある。
オーストラリア冬豆は浅く根を張るので、カバープランツほどには深い土の水分を吸い尽くすことはない。しかし浅根は、霜が降りると、地表面に氷が立って土を上に押しあげるので、冬の気温変化が激しいと傷んでしまう。カバープランツの本によっては冬豆と長い根を張る冬の穀物(麦や、オーツ、ライムギのような)との混植を勧めている。穀物は霜の凍結/融解の繰り返しによるダメージを最小化するので、カバープランツとの混植は豆単独で植えるよりも枯れにくくなる。
あなたの畑がゾーン6かそれより寒い場所にあるなら厚手の被覆資材 (frost
blanket) が豆の越冬に役立つ。私はまず、若い豆に5〜10cmの金網でトンネルを設置して、frost
blanketで覆い、霜から守り暖かく成長できるようにした。低いトンネルか冷床があればそれでも育つ。
さあ一番のお楽しみ!冬の間中、新鮮、芳醇、シャリシャリのサラダが欲しい時ならいつでも、雪をさっと除けて被覆をはいで、ひとつかみの豆をカット。キッチンでざっと刻めば、ほら!サラダの出来上がり!同じ要領で耐寒性のケールやほうれん草でもできる。超お手軽に、超栄養のある、医者が勧めるサラダを満喫。炒め物やその他の料理にも最適。
こんな他用途な作物の詳細は、「SARE’s Managing Cover Crops Profitably, Third Edition」(無料PDFのダウンロードも可能)の畑の豆の章をご参照。
今、種の注文をすれば、簡単、多目的の冬サラダになるカバープランツを育てられます。オーストリア豆についてご意見お待ちしています。
Salads All Winter? You Bet, With Austrian Winter Peas
By Cheryl Long
October/November 2014
コメントをお書きください