余った食物を上手く使う 25 の新鮮なやり方

野菜くずを屑にしないで ! 食べ残しの何口かを食事に変えることで食品残渣を減らそう。

節約のこつ

事前に計画する:月曜日のローストチキンの残りは、火曜日のタコスと水曜日の栄養いっぱいのサラダになる。献立を事前に計画することは、必要な物だけを買い、最初の一歩。お店で、カートが一杯になり過ぎるのを(また、お財布があっという間に空になるのを)避けられる。台所にある小さい黒板、ホワイトボード、ピンナップカレンダー等を使い、1週間分の献立をリストアップし、計画に沿って行動しよう。買い物リストをそれに従って作り、鳥一匹やロースト等の豪華な献立を計画したら、その後の夕食の献立では、確実に残り物を使おう。

 食べ物を冷凍する:マザーアースリビング編集長のジェシカ・ケルナーは、冷凍庫を使う事をお薦めしている。「茶色がかったバナナがあるのに、それを使って何かを作る時間がなければ、フリーザーバッグにポンと入れて、バナナオートミールクッキーやバナナパン、スムージーを次に作るために取っておくわ」とケルナー。「他のほとんどの作物についても同じで、もしも腐りそうなトマトがあっれば、冷凍庫に入れて、後でソースや、シチュー、キャセロールで使うんですよ。」

 ハーブを保存する:新鮮なハーブの束をお店やファーマーズマーケットで買う(または庭で沢山収穫がある)場合には、マザーアースニューズ編集者のジェニファー・コングスが勧める保存法がある。「もしもハーブを1、2週間で全部使い切れなければ、細かく刻み、製氷皿に押し込んで、上から水かオリーブオイルをかける。凍らせて、ちょっとハーブを料理に加えたい時に、1つか2つ取り出すの。乾燥させるのも良い方法ね。ローズマリー、セージ、タイム、オレガノなどは、一まとめにして端を束ね、乾燥した場所に吊るしておく。ハーブが完全に乾いたら、香辛料を入れる瓶に入れて最大1年保存できますよ。」

 コンポスト:読者のドリンダ・トラウトマンは、自作農場が丸ごと取込まれた生産サイクルに、食物残渣を利用している。彼女は「私は鶏を飼っていて、キッチンと冷蔵庫の底から出たどんな残り物も、最終的には彼らのところに行き、糞になる。これが堆肥となって菜園に戻り、もっと我々の食べ物と残り物を生み出す。」と言う。どこに暮らしていようが、どんな広さだろうが、あなたも堆肥作りが出来る。「コンポストの作り方」を読んで、ミミズコンポスト、撹拌式、昔ながらの単に地面に掘る穴等の色々なコンポストの方法で堆肥を手に入れよう。

 2倍にする:マザーアースニューズのシニア共同編集者のロビン・マザーは(「The Feast Nearby(側にあるごちそう)」の著者)、燃料の料金に注意しつつ、食べ物の無駄も減らしている。「オーブンを長く使うシチューなどの料理を作る時は、一緒に何かを焼くよう気を付けているの、例えばマフィンとかクッキーとか。」と彼女は言う。「2つ目の料理がそのまま冷凍庫で保管される事になっても、焼く為のエネルギーを節約出来るのよ。」例えば、夕食やデザートをオーブンで焼いている間に、天板で野菜をローストする事で、この戦術を活用。マザーは節水にも気を遣っている。「食洗器に入れる前に、やかんの残りを使って皿をすすぐようにしています。」と彼女。この水や溜まったどんな雑排水も、植物の水やりに使ったり、トイレを流すのに使用したり出来る。


残り物の再生

 台所で通常捨てられる小さな欠片は、新しい食事に情熱を加えられる。既に知っているものから、風変わりなものまで、下記の裏技は生鮮食品を出来るだけ無駄なく使えるよう助けてくれるだろう。

 使用毎に食用油をこす事によって、油を数回繰り返し使う。瓶詰め用の瓶の口に漏斗を載せ、珈琲フィルターを漏斗にセットする。油がフィルターを通り、瓶の中に垂れるように、冷ました油をゆっくりと流し込もう。蓋をして、次回油を使うために取っておこう。使用後の油を吸った紙のフィルターは、暖炉やたき火の火をおこすのに使えるので取っておく。 —マリー・アン・ウォール・ヤンシー (Mary Ann Wall Yancey)

 雌鳥が必要以上の卵を生んだら、ベタベタになるのを避けるため、割った卵4個につき塩小さじ1/8または砂糖小さじ1と1/2を入れて泡立てながらかき混ぜて、生のまま容器に入れて冷凍する。何個の卵が入っているのか、容器に記しておこう。生みたての卵が貴重になる冬にこの卵が重宝する。解凍するには、冷蔵庫に一晩入れておき、生みたて卵のように使用する。 — ロベルタ・ベイリー (Roberta Bailey)

 酸っぱくなるギリギリの牛乳を、レシピで使われる分量で(通常は1カップか1/2カップ)凍らせておき、料理で使用する。牛乳1カップあたり酢かレモンジュースを大さじ1加えて、凍らす前に酸味を加え、バターミルクとして使うとさらに良い。パンケーキ、マフィン、即席パン、そしてその他のバターミルクを必要とする焼き菓子に利用しよう。

 冷凍庫でスープストック用に骨と野菜くずを保存しておく。ローストしたチキンやポークなどの小さな食べかすを凍らす事も可能。スロークッカーが一杯になる程たまったら、その食べかすが浸る程の水を入れ、弱火で12〜24時間調理する。

 パルメザンチーズ、チェダーチーズ、スイスチーズ、ゴーダチーズ等の小さくて中途半端な残り物のチーズを冷凍する。袋一杯にたまったら、いっぺんに解凍して、チーズの半分の重さのバター、大さじ1か2のブランデーと一緒に、ガーっとフードプロセッサーか頑丈なミキサーにかける。そうすると、つぼに入ったチーズスプレッドの出来上り。— ロビン・マザー (Robin Mather)

 私は決してセロリの上部を捨てない。その代わりに、乾燥させ、粉にして調味料にする。 —ジェシカ・カムル (Jessica Kaml)

 カリフラワーの外側の葉と中の芯を刻んで、スープや炒め物に使う。 — ロス・トシ (Ros Tosi)

 私の好きな、残ったマッシュポテトの使い方は、朝食にポテトパンケーキを作る事。作り方:プライパンで大さじ1の油かバターを温めている間に、ローズマリー、塩、コショウ、そして冷やしたマッシュポテトを混ぜ、パティの形にする。パリッとさせるためにパティの回りに小麦粉を振り、そして焼く。卵と芽キャベツ、そしてコーヒーと一緒に食べるのを楽しんでるわ。

 古くなったパンを切り分けて、全部で1ポンド (450g) ほどにして、冷凍庫に入れておく。パンを使う準備が出来たら、冷凍庫から取り出して少し解凍させ、生卵、野菜、チーズと、ちょっとのクリームで美味しい層が出来るように一緒に焼く。 — ハナ・キンケイド (Hannah Kincaid)

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Put Extra Food Scraps to Good Use in Your Kitchen

April/May 2015

Edited by Amanda Sorell

 

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