低費用の肉について考察
リチャード•マニングが2015年4/5月号の「グラスフェッド肉の多くの利点」で言及したポイントに全く同意する。
アメリカのスーパーマーケットで売られるほとんどの肉は、肥育場で育てられた動物からの物だ。これは、私達が想像する、青々と育った牧草で幸せに育っている牛の姿と、全く正反対の状況だ。現実には、牛は不衛生で仕切られた区画に詰め込まれ、トウモロコシが主で、多くの添加物と抗生物質が加えられた酷い餌を食べている。牛肉産業はトウモロコシで育った牛肉の方が良いと懸命になって私達を説得している。
この考え方は一体どこから来たのだ? 私は50年前に、神経に害のある肥料やその他の農産業で使われる化学製品の到来が、トウモロコシの過剰生産を導くと読んだ。余剰に対する理に適った対処は、市場が求める作物の生産への移行であっただろう。しかし、その代わりに、産業はトウモロコシの過剰に対し別の市場を見つける事に解決策を求めた。そして誰かが賢明な考えを思いついた、「もしも、草の代わりにトウモロコシを牛に与えたら、2年間かかるのを9ヶ月で太らせられ、屠殺する事が出来る。こうすれば、多くの人がもっとお金を稼げる。」
でも、私達は牛が反芻類で、彼らが健康を保つのに胃から戻った物をまた口で噛む必要があるのを忘れた。我々が動物の消化を台無しにしたらどうなるのか?牛は1年間だけ、生きていれば良い。では牛が完全に健康でなかったらどうするのか?薬と沢山の抗生物質を与え、屠殺するまでの短い期間だけ生きさせれば良い。そして我々は、USDA認証マークのある病気の牛の肉をスーパーマーケットで売るのだ。
2、3年前、大腸菌 (学名 E. coli) の汚染が多くの人を病気にし、死亡した人もいた。70年代に私は大腸菌の医学的調査をする仕事をしていたが、ほとんどの大腸菌は無害で、もし口から入ってしまった場合は、腹痛を起こす事があるが、死亡することはまずなかった。猛毒で致命的なイコライ大腸菌の菌株の出現は、牛の反芻類胃の酸性値が、肥育場の飼料によって変った結果から来ている。
大衆は安い食物を要求する、そして、スーパーマーケットで払うお金だけを考慮すれば、
食物は安く提供されている。しかし、我々が安い肉に払う、本当の代価を計算すると、(例えば、環境破壊や、途方もない健康への費用)、どんなに高いお金を払っているかが証明されるだろう。
人間は雑食動物で、食べる為に動物を殺す。しかし彼らが生きている間、残酷に苦しめる必要は全くない。もし私の犬を肥育場で牛が扱われているように扱ったら、私は動物虐待で非難されるであろう。セールで安いステーキ肉を買う前に、もう一度よく考えてみた方がいい。ここ何年もの間、私はずっとグラスフェッドの肉を買っている、そして、現地に訪問が可能で、動物達がどの様に扱われているか調査ができる地元の農家から手に入れている。
ダナ•ファースト
ニューヨーク州レイククリアー
翻訳:堀水 理佳代
ついに太陽光発電
太陽光発電の夢をかなえてくれたマザーアースニューズとEnergySageに感謝しています。自宅に太陽光発電を設置したいと40年前から考えていました。価格は下がってきたものの、どのくらい採算が合うか不安でしたが、この不安は2015年2/3月号のEnergySageの記事(グリーン新聞 「Compare Solar Prices on EnergySage」)を見るまでのことでした。
記事に触発されて、EnergySageのウェブサイトに自分の情報を書き込みました。EnergySageのプロセスはすばらしいです。本当に驚きました!評判の高い3社からとても良い見積もりが来て、EnergySageが設備の違いについて詳細を教えてくれたことが最後の一押しとなりました。そのうちの1社と契約したので、来月設置します。すごく楽しみです。EnergySageの協力と専門的なアドバイスには感謝してもしきれません。
テキサス州ナコドチェス市
ティム・チェリー (Tim Cherry)
翻訳:國屋 真由美
宝物を埋めよう
2014年4/5月号の「Root Cellar Plans (根菜類の貯蔵庫の設計)」に従って、一度も使っていなかったコンクリートの浄化槽から、貯蔵庫を作ってみた。シンダーブロック[穴が空いている計量のブロック]やコンクリートの流し込みで作っていた事を考えると、作業は全然簡単で、そして想像していたよりもこの貯蔵庫はとても役に立っている。
私と兄は2015年の我々の食物を全て自分たちで生産することを試みているが、もしもこの暗くて湿気があり、涼しくて野菜が一番いい状態のまま保存出来る貯蔵庫がなかったら、私達は既にこの計画を失敗していたであろう。
ガス•ブラウン
ウエスト ウィンフィールド、ニューヨーク
翻訳:堀水 理佳代
大都市で同じゴールを目指す
マザーアースニューズを読んでいると、田舎暮らしだけでなく、都会や郊外での上手な暮し方に、多くのアイディアが活用出来ると分かる。都会で農的暮らしをする人々は存在する (鶏や他の家畜を都会で育てている人、公共の電気やガスから独立しようと励んでいる人、都会のインフラは、マザーアースニューズにより養われてきた理想を反映すべきであると主張する人たち)。
しかし、都会や郊外を離れることが出来ない (又は離れたくない) 人たち 、でもリサイクルや、オーガニックな生活、空き地での野菜農園、再生可能な供給源から電気を得たい人たちの為の、もしくはそれに関しての特集記事を私はもっと見たい。窓際のボックスや、狭く細長い土地で野菜を育てている人、マルチに使う為、刈った芝生(捨てる程ある!)を集めておく人など、そんな人たちの事を私は知りたい。
私の住まいに近いクリーブランドは、金融危機で強い衝撃をうけ、アメリカを、不動産の抵当処分と、取り壊しに追い込んだ。現在は、ランドバンク[Land bank (本来は地方自治体が)将来を見込んで、利用されていない、所有者のいない、または抵当処分の区画をまとめて買収し効率よく運営/再利用すること]、環境の管理、湿地帯の埋め立て、屋上庭園、大規模太陽光発電所、風力発電開発で先駆けていて、最も素晴らしい都市環境のしくみをもつ都会の一つとなっている。
トーマス•フォード
オハイオ州ユニバーシティーハイツ
翻訳:堀水 理佳代
このアイデアを盗もう:廃棄金属をどのように回収するか
長年に渡るリサイクル推進者として、食料缶、瓶、紙、他の材料をとっておく習慣がある。
「廃品回収者」のために大きな金属片をちゃんと取っておくか、自分の廃品置き場に運ぶ。
それはほんのちょっとの余分な物だが、かつては悩ませていたのだ、、、ゴミ箱に入れるのが嫌な、ナットとボルト、ボールベアリングの玉、曲がった釘、他のガラクタの数々。スクラップ箱の底にあいた穴から落ちていくのが目に見えているようなガラクタだった。
2、3年前、空の塗料缶を2個取って来て、両方に「小さな廃棄金属」とラベルを貼って、1つは自分の作業場のベンチの前、1つは車庫の前に置いた。壊れて錆びたファスナー、自転車や草刈機の小さな壊れた部品、荷造り用ダンボールの大きな留め金や他の物をヒョイと入れておくのに便利な場所だ。小さなバネ、ボールペンの一部分、ボール盤から掃き出した金属の削りくずやかけらなどもポイと入れる。スチールウールも入れてしまう!どんな金属部分でも、それ自体は使うのに小さすぎるものは、これらの金属スクラップバケツの中に入れる。僕の場合、これらの缶が一杯なるのは約1年かかるが、物はどんどん増える!一杯になれば、金属蓋を元通りにはめて使い、誤ってこぼさないないように細長いダクトテープで封をする。
他の金属と一緒にラベル付き缶をリサイクルに出して、新しい回収金属バケツの開始。環境に良い事をするのは気分が良い。しかも、この便利な缶は、やっかいな釘、ネジ、クズなどが、靴、タイヤ、ペットの足に食い込むのを避けるのに役立つ。
フィリップ・ヤコブス
ミネソタ州セントポール
翻訳:洲澤 朱美
Letters from our readers
June/July 2015
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