一挙両得なグリーンハウス小屋:田舎の伝承

この独創的なグリーンハウス(温室)設計で、一台用車庫が多目的な建物になり、野菜も育てられる。

 

(写真)この独創的に設計された建物は、栽培時期にはグリーンハウスとして、モンタナ州の極寒の冬の間は車庫として機能する。

 

 

退職前までに、夏休みを12回費やして、モンタナ州で送電網から56kmある人里離れた土地に小屋を建てました。小屋の特徴は、大きな窓、薪ストーブ、蓄電池付きの太陽光発電パネルです。農的暮らしを完成するには、もう2つ建屋が必要でした。冬の数ヶ月の間にトラックを停める車庫と春、夏、秋に野菜を育てるグリーンハウスです。かけるお金に限りがあったため、両方のニーズに合う多用途な建物を設計し、「グリーンハウスガレージ」を建てたのです。ご近所さんの土地から伐り出した丸太をご近所さんの製材機で製材して建てました。友達を3人雇って、一緒に働いて骨組みを作りました。私の設計では、屋内に小石の小道が2つあります。グリーンハウスとして機能する時は、小道は植床の間の通路に。ガレージの役割を果たす時は、通路を駐車場の敷石として使用。植床はそれぞれ約30cm厚の表土を詰めて、通路には小石を運びました。太陽が照りつける長い夏の日にグリーンハウスガレージ内にこもる暑い熱気を和らげるために、 27 ℃を超えると自動で太陽光発電駆動のファンが作動します。また、東西の壁にある窓を開けられ、建屋の底部に沿って通気口がある設計で、空気の流れを作り出せる。私たちの住む北部地域では、冷える夏の夜(4℃から-1 ℃にまで落ち込む)にも、小道に問題が起こるので、温度計を見て、日没後にグリーンハウスを閉め切って、できる限り熱を閉じ込めるようにしています。グリーンハウスの管理が上手くいくと、 コルドン【葉芽3花芽1で着果】トマトが 8月末までに 垂木に届くほどの高さになり、熟したカラフルな果実をたわわに付ける。栽培時期が終わる度に、株を取り除いて、グリーンハウスをまたガレージに変えています。

デボ・パワーズ

モンタナ州ノースウェスト

 

2-for-1 Deal: A Greenhouse Garage

June/July 2016

 

By Debo Powers