「BPAフリー」缶にご用心

 多くの缶詰食品と飲み物のメッキ材料としての用途を含むプラスチック製造その他の用途で、一般に使われている化合物ビスフェノールA (BPA) の内分泌かく乱効果についての関心を、幾つかの研究が高めた。BPAのような内分泌かく乱物質は、乳がん、前立腺がん、不妊、2型糖尿病、肥満、喘息、ADHDの危険が増大すると関連づけられた。

 今日、多くの食料品店で「BPAフリー」のラベルの缶詰食品が見られる ― 特に生活協同組合と食べ物に気をつけている人に合わせた健康食品店で。では、異論の多いBPAの缶詰食品における全体の使用は、本当に減っているのか?そして、BPAフリーメッキの製造の違いは、正確には何なのか?

 5つの非営利組織によって共同で公開された2016年3月の報告は、BPAとその代替品にまだ注意する必要があると言う。研究者たちは、キャンベル、デルモンテ、ゼネラルミルズ、アニーズホームグロウン (Annie’s Homegrown)、エデンフーズ (Eden Foods) のような一般的な銘柄から200の食品缶を調べた。

調べたサンプルの2/3の缶でメッキ材料にまだBPAが含まれているのが見つかった。キャンベルが最悪で、BPAを含んだ缶のメッキが100%だった。(会社は、報告が出された直後に、声明を出して2017年半ばまでに缶詰食品のBPA使用を段階的に無くすとのこと。)

 BPAは別として、調査で4つの他のメッキ化合物が確認された:アクリル樹脂、含油樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)共重合体だ。研究者は、これらの化合物の複合的な処方を見つけ、その幾つかは懸念につながる。小売業者のプライベート・ラベル食品の18%とナショナルブランドの36%が、ヒトの発癌物質として知られる塩化ビニルを含む有害な化学薬品で作られたPVCを基にした共重合体でメッキされていた。PVCは安全なBPA代替品とはみなされない。BPAフリー缶は必ずしも安全ではないということだ。

 もし、缶詰食品のメッキ材料の化学薬品に関心があるなら、生か冷凍か自家製缶詰食品を選ぼう。または疑わしいメッキを使った金属缶の代わりにガラス瓶に詰められた製品を探そう。

 

翻訳:金広 まさみ

 

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Be Wary of 'BPA-Free' Cans

By Shelley Stonebrook

August/September 2016