現代の横木フェンス

翻訳:洲澤 朱美

 

フェンス作りは、野生生物豊かな自作農場にとっては永遠なる挑戦で、私たちは安全、見た目の美しさ、予算、持続可能性のバランスをとるために努力している。私たちのフェンスは厚いヒマラヤ杉の支柱と針金の網で作られた本格的な常設の柵から軽量で持ち運び簡単な電線のものまである。最近、多くの目的の良いフェンスにかなったやり方で、伝統の裂いた横木フェンス (split-rail fence) を現代にアレンジした実験をしている。

 

 伝統的な横木フェンスはその時代を反映しており、豊かな地域資源(時間と樹木)に頼ることでフェンスを作り、機能的で審美的だった。そんなフェンスのほとんどは垂直の支柱を使わず、フェンスの安定のため裂かれた横木で作られた平らな面に頼っていた。

 フェンスはまた、横木を前後へジグザグにして組まれたため、柵に沿って大きなスペースを取っていた。馬と他の家畜が至る所にいた時代には良かったのだが、草刈りと電線が管理計画の一部をなす現代的な構成としては、あまり最適とは言えない。

 伝統的なフェンスの特徴は、グレート・スモーキー・マウンテン国立公園で写真に収めた 2 つの例で良く示されている。しかしこのようなフェンスは、(直面する大きな課題の)鹿のような問題ある野性動物を閉め出すには、少しか役に立たず、しかも非常に大きな空間が必要になる。

 私たちは好奇心をそそられ、南西ミズーリ州、ウイルソン・クリーク・ナショナル・バトルフィールドにあるユニークな取り組みを見た。そこではより多くの棒状の横木のフェンスと、さらに積み上げたフェンスの両方を補助する、より長くて角度のついた支柱が使われていた。

 だがこれは多くの横木を裂くことにまだ頼っていた。自作農園内に豊富な樹々があるものの、横木を裂くことは、ただ時間効率が悪く、今の時代にやるべき作業だと認めるには物足りないと、研究後に分かった。

 だが私たちは再生可能なフェンスの材料のために、森の資源を利用する考え方がいまだに好みで、北西ミズーリ州のワトキンズ・ウールン・ミル州立歴史公園の横木フェンスへの他の取り組みの中に、あるひらめきを得た。

 

 私たちは、現代的な横木フェンスを建てるため、現代的な材料を使いこの取り組みを取り入れた。

 この取り組みでは、交互に細い丸太の横木が使われ、対の金属の杭 (T-post) の間に固定されている。とても早く組み立てができ、丸太を切り出しておけば、起伏のある地形に順応できる。金属の杭を使うことで、木の支柱を掘って入れて設置する時間を省いて、腐敗の問題を避けることができる。

 私たちの丸太は若い杉で、ここの豊かな資源で、年間を通じた私たちの森林改良活動の自然な副産物でもある。大きな丸太を切り出した木の上部の材木用に取ってあるものも使える。特にもし再利用品を調達できれば(私たちのように)、金属の杭のコストは、同じような長さのフェンスで横木を裂くのにかかる時間の価値よりも最終的には低くなる。

 伝統的なジグザグの横木より、フェンスを真っ直ぐに保ち、草刈り機や大鎌で柵の接続部分の草刈りをすることや、シカ対策としてフェンスの効果を増やすために垂直に積み上げて増やすことや電線を加えることが、金属の杭を使った方法ではより簡単になる。あなたに必要な魅力的で頑丈なフェンスをどこにでも、短い単位で建てるのは簡単。

 

フェンス作りは材料が揃えば簡単。

 フェンスを作るために、私たちは他の雑木林の道をきれいに整え、ショベルで軽く地ならし作業をし、次に真っ直ぐな線を作るため、より合わせたワイヤをひき延ばした。丸太の長さはだいたい2.4mで、丸太が積み重なるように、金属の杭どうしを少し近づけて設置した。各丸太の隣に大きな塊の廃品のコンクリートブロックを設置、フェンスの基礎部分を地面から離し腐敗を減らす。それぞれの丸太を置く時、一般的な丸太の直径に対して適度な間隔で、他の金属の杭を最初のものと反対側に加えた。太い丸太は下へ、細い丸太は上に使うため、杭の一部を少し内側へ傾けた。フェンスは積み重ねの様式をとり、端に達するまで、それぞれの新しい丸太の層は前の丸太の上に置かれ、そうしてまた繰り返す。

 フェンスの両端に、くずの材木(切断した丸太か、2x4 に製材した木片のいずれか)をスペーサーとして使用。積み重ねると丸太があるはずの位置だ。フェンス自体の重さによりその場所で保たれる。横木を比較的水平に保つためにもスペーサーが使われ、ありがちだが、丸太の先細りが多すぎて、充分な垂直方向の間隔がとれないこともある。フェンスが思った高さに届いた時、対の金属の支柱の一番上の周りに、時間が経ってばらけることを防ぐ針金を巻いても良い。

 そのT字支柱を外側へ向けることで、フェンスの安全性を増す電線の絶縁体を加えることが簡単となる。また簡単に、高く細い丸太を、垂直に伸ばす網や電線を支えるために強く結びつけることができる。

 

この種のフェンスは沢山の利点があることがわかる。

 農場にある資源を、製材するには細すぎウッドチップにするには太すぎる丸太という形でたくさん使用する。早く簡単に作れ、最小限の土木技術が要るだけで、でこぼこした地形で扱える。例えばもし木がそこに倒れても、比較的簡単に取り壊しや修理ができる。将来の世代のために、多くの金属製の針金や網を、風景の中に残さない。土地から本当に古くなりすぎた有刺鉄線や他の金属ゴミを取り除いた後、私たちが敏感になるようなものに対処するためだ。

 たとえフェンス止める場合でも、金属の杭は簡単に回収可能なまま何年も使えて、丸太は跡形も無く腐るだろう。

 これは大きな土地を囲む方法だとは必ずしも言えないが、庭、裏庭、動物の小牧場(例えば、内側に電線を設置すればヤギを飼える)のような、小さい場所を囲う場合や囲いの間をつなぐ場合にはとても良い。

 ここ最近少し作ったところだが、どのくらいの年月、その横木が残るかは確かではない、しかし横木はこんなにも早く作れるのであまり関係なさそうだ。

 午後の数時間で30m以上作り、その出来ばえにこれまでずっと満足している。

 

エリックとジョアンナ・ルーター

ミズーリ州ブーン郡

 

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A Simple, Modern Rail Fence

4/4/2016 10:05:00 AM 

By Eric Reuter, Chert Hollow Farm