薪ストーブを点ける最良の方法

薪ストーブで火を簡単に点けるテクニックを学ぼう。

 

 

薪ストーブで完璧な火を起こす

15年間薪ストーブを使って生活してきて、それはたくさんの火をおこしてきました。火おこしには、最適な方法があると思います。

 人が薪ストーブを点けようとしているのを見ていると、私はよく気を もむから、多くの人にとって、簡単ではないスキルだと分かります。他の多くの手順でもうまくいくとよく分かっていますが、確実にうまくいく私のやり方はこちら。

 (1)最初のステップは、新聞をたくさん集めること。(郵便受けに入る小さなチラシでなく、雑誌やカタログでなく、学生時代の歴史のノートや投資信託の古い明細でもなく)古新聞。新聞紙がない場合は、隣人にお願いするか、回収日前夜にゴミステーションにこっそりもらいに行く。一年中こうしていれば、冬が巡る頃に良い備蓄ができています。

 薪ストーブの底にくしゃくしゃにした新聞紙を厚く敷きます。あなたの家族の誰かが、昼寝好きだったら、前日までにしわくちゃにしておくこと。紙にしわをよせる音は、耳障りな音ですから。

 (2) 厚く重ねた新聞紙の上に、いい焚付けをいくつか並べます。折れた小枝、大枝、大工作業で出た端材を使うことができます、もしくは、あなたの薪のいくつかを手に取り、使いやすい手斧か、小さな斧で慎重に小さく割ります。乾いている焚付けが、火が点くカギ。

 新聞紙の上に、焚付け5~6本を前後に向けた段を作って、次に焚付けが左右向きの別の段を作ります。焚付けをティピの構造で組む人たちがいるけれども、私は、ログキャビンの方法が好きです。ひとたび紙が燃えれば火が着くように、焚付けの露出部分はたくさん必要となるでしょう。

 (3)次に、焚付けの層の上に小さな薪をいくつか置きます。木を割る時に必ず、最後にはいくつかの小片になります。これらは大事。冬中必要になるので、たくさん作ります。割れた丸太は、丸い丸太よりも火が着きやすいから、この段階において丸い丸太の代わりに割れた丸太を使います。丸い丸太は、火がついた後にとっておきましょう。

 (4)ストーブの空気量が最大に設定されているか確認しましょう。そして正面に沿って新聞に火をつけます。扉をあまり早く閉めないこと。着火を進めるには、新鮮で酸素が豊富な空気がたくさん必要です。扉は、3~5分開け放しておきます(あるいは、必要ならもっと長く)。扉を閉めると火が消えたら、着火が進むまで扉を開けましょう。決して薪ストーブを開けたままにして離れないこと。焚付けは火花が散るので、火事の原因になります。

 (5)火が良く燃えているように見えたら、薪ストーブの扉を閉めます。火が本当に安定して、煙突の温度が高くなるまで、しばらくは放置しておきましょう。私は、ストーブから15cmくらい上のストーブパイプの温度計を使い、空気の吸入口を絞る前に煙道の温度を少なくとも204℃にします。

 薪を買っても自分で割っても、煙は、無駄な熱を意味していて、時間とお金を浪費します。点火すると、いくらか煙突から煙が出るが、ストーブが効率的に作動していれば、主に煙は水蒸気のはずです。熾火を一日中そのままにしないこと。外が寒いのでなければ、朝に家を温めるために、熱を上げてから、火を消し、家が冷めるまで再び点けるのを待ちます。 熾火はより多くのクレオソートを作って、悪臭を放ち、苦労して得た薪を浪費してしまいます。

 

灰について

 灰は非常に危険なので、注意して扱うこと。たとえ灰が冷たくて安全なように見えても、火を消して24時間以上たった後でも、その中に赤々とした残り火が隠れていることもしばしば。このため、灰は、まだ生きていて、熱い残り火があると見なしておいた方が良いです。

 灰は、金属のバケツに入れること。ハードウッドの床、もしくは他のどんな可燃性の面にも、灰の入ったバケツを置かないようにすること。なぜなら、物凄い勢いで本当に熱くなるから。始める前に、あなたの通る道にある小さなものやペットをどかしてから、慎重にバケツを外に運び出し、可燃物が入っていない、灰専用の大きな金属製の大きなゴミ箱や55ガロン (209L) のドラムに 灰を入れること。

カム・メイザー

カナダのオンタリオ州

 

翻訳:田村 香

 

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October/November 2017

By Cam Mather