廃材から養蜂箱をつくる

文: レオ・シャラシュキン (Leo Sharashkin)

裏庭に賑やかな養蜂箱をいくつか持つのを夢見る人は何人もいることでしょう。ところが、これが典型的なパターンです。あなたは初心者のための養蜂教室に行き、インストラクターが示唆するものすべてを行います。 装備品や防護具を購入し、蜜蜂を注文し、巣箱に入れ、砂糖を給餌し、寄生虫や病気に対処します。 その後、蜂たちは最初の冬には生き残れません。 あなたは次の春にはさらに蜂を購入し、また同じサイクルが繰り返されます。

　蜂の死亡率が高く、取り付けコストが高く、緩やかな投資回収に直面すると、専門の養蜂家でさえ、時にはさじを投げることがあります。 今日、米国では1940年代の半分の数の蜂コロニーがあり、その大部分は化学薬品で処理され、アーモンドや他の商業的な単一栽培作物に授粉するために全国に運ばれています。 これは、コロニーにストレスを与え、病気を広げ、蜂蜜に農薬を混入させる結果となっています。

　幸いにも、もう一つの選択肢があります。自然な養蜂です。 その原則は何千年も変わっていません。蜜蜂が野生でどのように生きているか観察し、養蜂場で同じ条件を模倣するのです。 19世紀のヨーロッパを代表する養蜂家の一人ジョワジズ・ドゥ・レイエンズ (Georges de Layens) は、持続可能な養蜂の3つの鍵を提言しました。 まず、耐病性があり、地域の気候や開花パターンに適応している地元の蜜蜂を使用すること。 第二に、自然の木の巣を模倣し、あなたの地域の気候に見合う適切な巣箱に蜜蜂を保ちます。 最後に、蜜蜂の生物学的ニーズに合わせて合理的な管理を行い、可能な限り混乱させないこと。

　これらの単純なルールに従えば、養蜂は従来通りとなります。比較的少ない労力しか必要とせず、大きな報酬をもたらす喜びあふれる生産的な職業です。 喜びと蜂蜜のために巣箱をいくつか持つことを目指している場合でも、自然な養蜂を通して生計を立てようとする場合でも、最小限のコストで蜂を首尾よく保つことができます。 さあ良いスタートを切りましょう。

「蜜蜂を守ることはほとんど必要ありません。そして始めるにはほとんど資本は必要ありません。」とドゥ・レイエンズは「Keeping Bees in Horizontal Hives: A Complete Guide to Apiculture」で述べています。しかし、多くの養蜂家の経験は実際にはかなり異なっています。

　養蜂は、機器や蜂を買うのが一般的であるため、コストのかかる仕事になっています。 据え付けに数百または数千ドルのお金をかけた後、コストを回収するためにより多くの蜂蜜を生産するというプレッシャーがあります。 蜂蜜を最大に生産するために蜜蜂に無理強いすると、より多くの問題が発生し、修正するのに費用がかかり、悪循環に巻き込まれます。

　ウクライナの養蜂家イラリオン・クランダ (Illarion Kullanda) は1882年に「失敗しないように、地域で入手できる最も安い材料で自分で作ることができる巣箱を作りましょう。」と書きました。彼の適切な助言を受けて、プロジェクトに必要なものはほぼ全て無料で手に入れられると気づきました。

無料または安い建材の使用

無料の木材。 私は養蜂場のために数十の捕獲箱と巣箱を作る必要がありました。 建材ストアに行く途中、ミズーリ州南部の小さな農村のリサイクルセンターに立ち寄りました。 私はそれ以来店に行ったことはありません。 リサイクルセンターにはネジを除いて私の買い物リストのすべてがありました。 考え得る限り全ての寸法の木材、合板、さらには金属屋根材が驚くほど大量にありました。 電線に使用する大きな木製のドラムのような既成の養蜂箱のスタンドさえも豊富にありました。 リサイクルセンターは、この恩恵をすべて木質マルチの山に変えていたのです。 私は無償で欲しいだけ得られました。。。

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Build a Bee Hive from Reclaimed Materials

By Leo Sharashkin