自分仕様のサンダル作り

マザーアースニューズ 自然 自給 DIY

自分の足に合った手作りの革製サンダルで、快適に歩こう。

文:レイチェル・コーリー(Rachel Corry)

翻訳校正:沓名 輝政

 

道具と資材

鉛筆と油性マジック

ハサミ

直定規

ナイフ

ステッチャーまたは銀面用ドレッサー

回転式穴あけパンチ

マスキングテープ

溶剤系靴用接着剤

ハンマー

ベルトサンダー(オプション)

型紙

11⁄2 平方フィート(1400平方センチ)のミディアムウェイトの革、4~5オンス(1.6〜2mm)相当、つま先と足首のストラップ用

1平方フィート(930平方センチ)の厚手の革、9~10オンス(3.6〜4mm)相当、フットベッド用

1平方フィート(930平方センチ)のゴム底材

レース(靴ひも)

 

 カジュアルで気取らないサンダルが簡単に作れます。片足あたり2枚で構成され、足首で結ぶデザインです。ストラップはインソール(中底)とアウトソール(本底)の層に挟まれ、足元で感じないようにしています。つま先のストラップの幅を調整したり、足首のストラップの形を変えたりして、自由に遊んでみてください。靴ひもが苦手な方は、バックルやスナップボタンで閉じる小さなストラップに交換するのも簡単です。

 

【1】型紙の準備

 丈夫な紙の上に、ソール、足首のストラップ、つま先のストラップの型紙を描きます。つま先と足首のストラップは、この写真のサンダルと同じスタイルにするか、自分でデザインするか、既存のサンダルの型紙をコピーするかです(型紙の選び方は、本稿末尾の「サンダルの型紙を作る」をご参照)。ソールの型紙は、必要な大きさより少し大きめに描いてください。型紙の片側が右足、裏側が左足になります。忘れないように「R」「L」と印を付けておきましょう。

 型紙を切り抜き、自分の足に合うかどうか、スタイルが自分に合っているかどうかを確認します。必要に応じて調節してください。つま先と足首のストラップは、足にぴったり付けたときに足の下に2cm以上潜り込んでいることを確認してください。

【2】トレースと裁断

 型紙を使って、両足の足首とつま先のストラップをミディアムウェイトの革にトレースします。厚めの革にソールの型紙をトレースし、2つのフットベッド[足裏の形状にあわせた立体的な中敷き]を作ります。左右の足が同じ形になるように、型紙を裏返すのをお忘れなく。マーカーや鉛筆の跡がサンダルに残らないように、定規と鋭いナイフを使って、線よりも内側を切り抜いてください。

 

【3】ドレーピング(Draping)とマーキング

 低めのスツールの上に革製のフットベッドを1つ置きます。フットベッドの上に自分の足を乗せ、つま先と足首の革ひもを足の上にかけます。足首のストラップの裏側は、踵の上部にぴったりと密着させます。つま先のストラップは小指を覆うようにし、5本の指がストラップの前面からはみ出さないようにします。つま先のストラップの端(最終的にソールの層の間に入るタブ)は、斜めにし、つま先側の開口部が後ろ側の開口部より少し狭くなるようにする必要があります。ストラップが一番きれいに見える場所を見つけたら、フットベッドの外側の縁から約1cmのところに、鉛筆かステッチャーでストラップの端がそれぞれ当たる位置に印をつけます。

 これをもう片方のフットベッドでも繰り返します。

 

【4】ドットとスロット

 片方のフットベッドに、ステップ3でつけたドットを回転式穴あけパンチの最小設定で打ち抜きます。最初のフットベッドともう一つのフットベッドを向かい合わせにし、鉛筆やステッチャーでドットの位置を2番目のフットベッドに移します。このドットを回転式穴あけパンチで打ち抜きます。両方のフットベッドに穴を開けたら、ナイフで穴と穴の間に平行に切り込みを入れ、足首とつま先のストラップ用のスロットを作ります。

 

【5】フィッティング

 両足のサンダルのつま先と足首のストラップをフットベッドのスロットに通して、所定の位置に取り付けます。ストラップを調節して、ちょうどよいフィット感になるようにします。このとき、ストラップを斜めに引っ張ったり、つま先のストラップのタブにダーツ(錐形の切り込み)を入れたりする必要がある場合があります。ダーツを入れることで、つま先のストラップの側面がわずかにカーブし、より美しいサンダルになります。つま先と足首のストラップのタブをマスキングテープでフットベッドの裏側に固定します。

 

【6】輪郭どり

 両足のフィット感が確認できたら、両足のフットベッドの裏側にある底面のタブを油性マジックで輪郭どりします。テープは、タブがずれないようにしながら折れ曲がる位置に移動させます。

 

【7】スクラッチと接着

 ステッチャーまたは銀面用ドレッサーで、すべてのタブの表面と、タブを接着する両方のフットベッドの表面を接着しやすい質感にします。接着剤を塗布し、粘着性が出るまで待ちます。ステップ6で描いた線の範囲内で、各タブを注意深く押さえます。

 サンダルを履いてみます。履いてみて、フィット感があれば、タブをハンマーで叩いて接着を固定します。修正が必要な場合は、ペンチでタブを引き上げ、修正後の位置で再度接着してください。。。

 

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