「私の考えでは、自営農は、自分で何でもやらないといけないオフグリッドの家。私は菜園をしていますが、これは自営農なのでしょうか?」
オレゴン州の降雨量
マーク・S・マクナットの太平洋岸北西部での太陽光発電生活についての記事(2023年8月号/9月号の直撃レポート『西オレゴンでのオフグリッド生活』)を掲載した後、何人かの読者から、年間2500mmの降雨量があるという彼の主張に異議を唱える手紙が届きました。私たちは天気予報で、彼が誇張していないことを確認しました。マークは言います。「どの天候も地域次第です。オレゴン州の年間平均降雨量は約750mmですが、州の大部分は「ハイ・デザート」です。ほとんどの人は年間1500mmの「オーク・サバンナ」に住んでいて、私が住んでいるのは偏西風によって海洋の空気を取り込む「温帯雨林」。アメリカ国立気象局によれば、昨年の降水量は3000mmでした。意図的に誇張しないように言ったのです」
― マザー
自営農(ホームステッド)の定義
自営農をやっているのかと聞かれたことがあるんです。私は「いいえ」と答えましたが、今はよくわからないです。私の考えでは、ホームステッドとは、何でも自分でやらないといけないオフグリッドの家のことでした。
私は郊外の4エーカーほどの土地に住んでいます。井戸水は自分で汲んでいますが、電気、ケーブルテレビ、電話線、ガスはすべて利用できます。ガーデニングもしていますが、これはホームステッドなのでしょうか?
ブルース・ダーリング
Eメールにて
素晴らしい質問ですね!最近の「ホームステッド」は、以前とはまったく違う意味を持っています。1862年のホームステッド法以降「ホームステッド」は特に160エーカーの土地を指し、入植者はわずかな費用と5年間の継続居住を条件に、その土地を所有することができました。その土地を開発し、持続可能なものにするのは彼らの責任であり、当時はオフグリッドの家に住み、食料を自給する以外に選択肢はありませんでした。この定義に従った真の「ホームステッド」は、今でもほとんど存在しません。
しかし「現代的なホームステッド」とはまったく異なる概念であり、その定義は人それぞれです。簡単に言えば「ホームステッド」とは、持続可能性に焦点を当て、祖父母や曾祖父母が使っていた技術を学び直す、大地に回帰する運動。現代の「ホームステッド」のほとんどはオフグリッドではないが、多くの野心的な人々が、持続可能な生活への独自の道を見つける方法として、オフグリッド天国を開発しているのです。
しかし、このスキルのムーブメントはアパートでも可能で、自分でパンやチーズ、衣類を作ることができます。「都市型ホームステッド」は、菜園、果樹、鶏などの小さな家畜を飼う8分の1エーカー以下のもの。1エーカーや5エーカーのホームステッドの多くは、ヤギ、太陽光発電、雑排水、堆肥化システムを取り入れています。全体として、Merriam-Webster辞典でさえ「ホームステッド」の定義を「家族によって占有されている家と隣接する土地」から「記録を提出し、その土地に住み、耕作することによって、米国の公有地から取得した土地の区画」まで、いくつかの明確な定義を使っています。私たち(現代的な意味でのホームステッドチーム)にとって、100%がホームステッドです。
― マザー
マルチに関する質問への回答
2023年8月/9月号で、読者から新聞紙の代わりにどのようなマルチ材を使用できるかという質問がありました。
私たちは、生分解性で繊維質の卵パックをちぎって使っています。また、迷惑な商用の郵便物やプリンターから出る古紙はシュレッダーにかけ、大きなゴミ袋がいっぱいになったら、コンポスト容器に入れて水をかけています。さらに、野菜の皮、使用済みティーバッグ(紐は除く)、生分解性コーヒーフィルターに入れた使用済みコーヒーかすを加えています。こんなに早く分解されるなんて驚きです。
ナンシー・パイル
オレゴン州グランツ・パス
* 和訳全文は1年おきに発行される和訳電子版のバックナンバーでお楽しみください
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