食品をドライフードにするのは、便利で簡単で、しかもおいしい。
文:ローラ・パーキンス(Laura Perkins)
翻訳:沓名 輝政
多くの人がそうであるように、私も2020年の春に突然、在宅勤務に移行しました。この転換は、通勤の代わりにガーデニングをする機会を与えてくれました。私は自宅の菜園を拡張し、自分の園芸の腕を試し、新たに得た自由な時間を使うことにしました。多くの失敗を経験しましたが、豊かな実りを得ることもできました。
ガーデニングのシーズンが終わり、私は豊富な収穫物を簡単に保存する方法を探していました。夫のアンドリューは、ジャーキーを作るのに使っているディハイドレーター(食材乾燥機)『Weston 10-Tray Digital Dehydrator』を持っているので、数十個のチェリートマト(プチトマト)を乾燥することにしました。トマトを洗って半分に切り、オリーブオイル、ニンニク、フレッシュオレガノを加えて混ぜました。それを乾燥機のトレイに並べ、デジタル式の停止タイマーを9時間、温度を華氏135度(57℃)に設定すると、あとは電気式の乾燥機がやってくれました。この作業は簡単で、ドライトマトをオムレツやペスト[ジェノベーゼソースなどの調味料]、サラダに使って楽しんでいます。
Weston Dehydrator には、スライド式の棚型トレイが付いています。背面にはファンが取り付けられており、背面から前面に向かって水平方向に風を送ります。これにより、より均一な乾燥が可能となり、トレイを回転させる必要がありません。トレイがスライド式になっているので、野菜の乾燥状態を確認するのに便利ですね。10枚のトレイを全部使って、保存可能な食品を大量に作り、真空パックに入れて保存できるので、大容量サイズが気に入っています。
私の夫はジャーキーの大ファンで『Jerky: The Complete Guide to Making It(ジャーキー:手作り完全ガイド)』メアリー・T・ベル(Mary T. Bell)著でいくつか素晴らしいレシピを見つけました。私はまだいろいろな食品やレシピを試しているところですが、乾燥機にはすでに多くの使い道があります。ジャーキーやドライトマトだけでなく、テンペやヨーグルト、さまざまなドライフルーツや野菜を作りましたが、いずれも工場で作られた製品に見られるような添加物や保存料は使用していません。
食べ物を乾燥させることは、家族や友人に収穫物を分け 与えるための素晴らしい方法です。冒険好きな娘のために、バックパッカーの旅で食べる野菜カレーを乾燥してみました。おまけに、びん詰めした食べ物を発送するよりも、乾燥食品を郵送したほうがはるかに簡単で安価に農産物を分け与えることができます。
食品を乾燥させることは、簡単で、安全で、活かしやすいことを学びました。食品の乾燥は旬の食材を買ったり育てたりして乾燥させ、一年中使えるように保存しておけるので、お金の節約にもなります。また、コンパクトに収納できることも利点のひとつ。狭い場所に住んでいて収納スペースが限られている場合は特にそうです。
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