養蜂の新たな解決策の採用

養蜂家から購入せずとも「捕獲箱」に蜂を誘引できる。Photo by Hank Will

 

ある日の夕方、仕事の後、私はジョアンナの療養小屋のために新しいドアを作っていて、途方もない量のブンブンという羽音を耳にしました。 作業場に引きずり込まれた犬や猫か何かの動物の死骸に群がるハエだと思ったのですが、間違いでした。 それは私が最近作った新しい巣箱を吟味している約30の偵察蜂の群れでした。 これらの巣箱には14個の巣枠があり、いくつかの巣枠にのみ、蜜蝋を巻いて作った約1インチ幅の巣礎がセットしてあります。 蜂の巣の1つには、その中にレモングラスの精油の小瓶が1つ入っています。半透性の小瓶で、ppm濃度の範囲で香りを放ちます。 余分な小瓶は、今年の初めに生垣の中に設置した7つの小型の群れ捕獲箱の餌の残りでした。

 私は群れ捕獲箱を作ったとき、うまくいくのかと少し懐疑的でしたが、私の養蜂ヒーローである Leo SharashkinとChip Taylor 両者の講演を聴いたことがあり、この小瓶にレモングラス精油で罠をしかけるとトリックが起こるとのこと。 そうして、彼らがしたトリックをすることに。 5日以内に罠の1つが占領され、2週間以内に7つの罠のうち6つが新たな蜂の群れで溢れていました。 私は唖然とした。これでも全くもって控えめな言い方になるでしょう。 第7の罠は、生垣からはるか離れた木の中に、日陰のない場所に置いたので、空いたままです。 移動するつもりだったものの、全くそうすることがありませんでした。

 私がミツバチの罠を作った理由は、遺伝学の観点、また財政面でした。遠く離れた地域(大きく異なる環境)の養蜂家から箱詰めや巣枠セットで購入することに私はうんざりとしてきて、またミツバチの働きも悪かったのです。しかし、私たちには蜂の木の中で繁殖している様子の野生のミツバチが農場にたくさんいました。昨年、私たちは近隣の農場から集められた野生のミツバチの群れを住まわせました。その後蜂の群れは冬に繁栄しましたが、1箱135ドルの北カリフォルニアのミツバチは消え去りました。地元のミツバチは地元の環境に適している(豚のランドレース種の類と同じように)と悟りました。よって今年は明らかな解決策として、ミツバチを捕まえて空の蜂の巣を埋めることでした。新しい蜂の巣がどの程度うまく行くのか分かりませんが、ミニ巣箱に蜂の群れを誘惑するのに問題がなかったことを嬉しく思っています。今年の秋にはフルサイズの蜂の巣箱に巣枠と一緒に移すつもりです。どのようになったかをあなたに知らせますね。

 振り返ってみて、解決策があなたの頭の中に突然ピカッと閃いた瞬間があったのなら、それについて聞いてみたいと思います。 HWill@MotherEarthNews.comにメールをお送りください。この先の号でまとめられるかもしれません。

 また10月にお会いしましょう。

 

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Embracing a New Solution for Keeping Bees

August/September 2018 

By Oscar H. Will III