干し草の季節は巡る

私たちは、合計約50トンの小さな丸いベールを使って干し草の納屋を埋める計画。 Photo by Adobe Stock/Sebastian

マザーアースニューズの編集長は、何年もかけて干し草を集める方法を検討している。

 

私にとって干し草作りほど夏の始まりを示すものはありません。 カンザス州では、涼しい季節から6月中旬まで牧草を生やしたままにしておくことがよくあります。 何度も何度も怒濤のように干し草を小屋に収めて来て、今ではより気楽に暖かい季節の牧草刈りをしています。 冬には牧草を羊に食べさせて、その場所の周りに栄養分を移動させています。 羊を囲いの中に入れて、糞と植え床の土を混ぜて菜園の堆肥にできます。

 数年前、オハイオ州の牛の牧場で、果樹園の草とアルファルファの小さな四角い干し草のベールを何千個も刈り取り、レーキでかき寄せ、ベールにして、運んで、納屋に押し込みました。作業は大変でしたが、牛が冬を乗り切りました。私の娘たちは農場で働き、ベールを積んだ荷馬車で納屋にピストン輸送し、人手を雇って、大きな穀物倉庫の上までベールを運び、干し草置き場に積み重ねます。ある年、私は自分でベールを荷下ろしして積み重ねなければならず、ロフトのはしごをほとんど使い果たしました。翌年は大きな丸い干し草に切り替えました。そのため、トラクターを使って一人で干し草を扱うことができました。そして小さなベールはもう作らないと誓ったのです。

 20年以上時計を進めて近年、ここ2年間、大きなベールと小さな丸いベールを使用しています。気軽なベールで心地よい餌やりができるよう作られた小さな日本製のベーラーを試しました。私たちは、小さな丸いベールを作るのにより多く労力をかけることで、より多くの喜びを経験できることを発見しました。肉体労働に喜びを見出せるだけでなく、動物との時間を増やせるという特典もあります。だから、私たちはこれを一番のやり方としているのです。今年は、私の誓いとは正反対に、干し草の納屋に約50トンの小さな丸いベールを詰める計画です。

 私は人生の昼下がりに差しかかって来ましたので、昔とった杵柄と思えるような活動を他にも多く選んでいます。木工、革製の縫製、ナイフ製作などがあります。これが何を意味するのか分からりませんが、他の皆さんにも起きていることかと思われます。読者の皆さんも心変わりを経験したことや、始めた当初にしていたやり方に立ち返ったことがあれば、ぜひ聞いてみたいと思います。いつものように、私にメールを送ってください。HWill@MotherEarthNews.com 集めてみるときっと全体像を理解できるかと思われます。

また8月にお会いしましょう。

—  ハンク

翻訳:沓名 輝政

 

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By Oscar H. Will III

June/July 2018