快晴の夏の日、太陽光パネルを金属製の屋根に乗せた、小さくて赤い公園の建物。
PHOTO BY GETTY IMAGES/SERENETHOS
翻訳:大本 清子
地球における持続可能な生活へ向けての変容は、不動産市場で起きていて、不動産業者も気づいているところです。販売する住宅の省エネ、持続可能性の高さ、その他の環境負荷低減の仕様が価値を増したことを、米国内の不動産業者は目の当たりにしており、10人のうち7人が、こういった点が顧客への大きなセールスポイントになると思っています。
全米不動産業者協会 (National Association of Realtors) の2017年のサステナビリティー・レポートによると、住宅購入者の半数以上が、購入する住宅が化石燃料を減らし、地球環境に優しいかどうかに興味を持っています。これには、照明器具や暖房システムの省エネや、節水できる庭やその器具、ソーラーパネルや地熱暖房と言った、再生可能エネルギーのシステムも含まれます。特にソーラーパネルの人気が高まっていて、80%の不動産業者が、実際に住宅を販売する中、そうであったと答えています。また、半数近くの不動産業者が、ソーラーパネルを取り付けることで家の価値は上がると思っています。小さな住宅 (tiny homes)もまた人気が出ていて、24%の仲介業者がそういう物件が市場に出回っていると答えています。
環境負荷を低減した建物を扱う業者が急激に成長している中、このレポートは、マーケットの拡大の余地が大いにあることを表しています。昨年は、25%の不動産業者が省エネ住宅を販売したに過ぎません。消費者は早いペースで、実際の供給を超えた需要を起こしています。住宅購入者は持続可能性(sustainability)にますます興味を示しているので、不動産業者は手持ちの物件にある環境に優しくてお得な点を販促するように自身の手法を工夫し続ける必要があるでしょう。
たのしい暮らしをつくる
マザーアースニューズ
Homebuyers Show Greater Interest in Green Living
By Lydia Noyes | October/November 2017
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