羊の季節のまなび

現在まで続けざまに一ヶ月、子羊たちが次々と倒れている。そして、だいたい半数のメスの羊を亡くし、哺乳瓶で育っている一匹の赤ちゃん(三つ子のうちのおちびさん)と、衝撃で怪我をして初めての子羊を失ったママの羊が一匹残った。

 哺乳瓶の赤ちゃんは元気で、干し草、哺乳瓶、そして私たちのことが大好き。子羊を失ったママは、しばらくの間嘆いていたが、ついに三つ子のうちの他の子羊達が彼女の十分あるお乳をこっそり飲もうとするのをしぶしぶ許した。子供達を捕獲者から守ったり、食べ物を与える義務を分担する点では、羊の群れの社会的な働きから、学ぶことが多い。

 数年前、哺乳瓶飼育の子羊、孤児、そしてお腹をすかしている三つ子を抱えていた。最初の頃、彼らはしばしば助けを得るために、私たちを必要としたが  —  最終的に、それを止めることを学び、生きて、群れの生産的なメンバーへと力強く成長した。私が、彼らだけでは生きていけないと思うたびに、彼らは隙のある雌羊からお乳をすう新しい方法を発見した。彼らは、通常、雌羊が自分の子供や、草を食べるので忙しい時を狙い後ろからアッタクする。子羊は頭や首が雌羊の排泄物の流れの経路にあるので、最終的に雌羊のにおいがつく。それは本当に感心させられる。

 私たちの羊の平均出産率は2をかなり上回っているが、離乳率は2をわずかに下回っている。ほとんどの損失はコヨーテの捕食によるもの。私はコヨーテの赤ちゃんも食べていく必要があると思っているが、私たちの羊のが全てのコヨーテを食べさせる必要があるとは思っていない。私たちはコヨーテが周りにいることが気に入っていて、彼らの声を夜に聞けるのがここに住んでいる理由の一つだが、どうしたらいいものか?

 私たちはロバの助けを借りて、かなり幸運なことに、長年に渡ってコヨーテの被害を減らすことができた。今年は、ルパートという名のグレート・ピレニーズの子犬が仲間に加わった。彼は約7ヶ月で、45kg以上の体重があり  —  声は低く、夜の牧草地から聞こえるのは安らぎだ。

 私たちの今年のゴールは、ロバとルパートの助けと、クロスした柵を取り付けて、コヨーテによる羊の被害を少なくすることだ。

 柵は放牧場の広さを縮小し、牧草地にはより良く、羊にはより健康である。守っている動物にとっては、時間内にパトロールする領域が減る。コヨーテにとって犠牲がいくらかあることは確かだが、基本的にそれでいいと思っている。

 今シーズンに子羊、子供、子馬、または子牛が生まれていたら、経験やあなたの地域の捕食者への対処をどうしているか聞きたいと思う。

家畜には興味がない?じゃあ、緑が動物に食べられるのを防ぐ方法と、あなたの冬のスクワッシュ畑がヘリカメムシにやられてしまうのを防ぐ方法を教えて。

 もし情報を分けてくれるのでしたら、HWill@MotherEarthNews.comにEメールしてください。できたら写真も添えて。将来の記事にあなたの経験や、アイディアが使われるかもしれません。

6月にまた会いましょう。

— ハンク

翻訳:堀水 理佳代

 

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Learning Lessons from Lambing Season

By Oscar H. Will III 

April/May 2017