素晴らしい。名文だな。これは。
生粋の環境活動家、伊沢正名さんのページに、女子の生き生きとした寄稿。
ぢきゅう人=地球+自給+幸せ
僕はぢきゅう人。
数年後には、巷の人々が、「僕は、私は、ぢきゅう人」
「えっ?あなたもぢきゅう人?そうだったの?」
と会話する世の中になってたら面白い。
これから、僕の出会ったぢきゅう人の話をしたい。
<写真bizmakoto.jpより>
参考記事
氏名|伊沢正名
略歴|糞土師。自然保護活動家。キノコ写真家として著名。
40年以上前より自然保護運動を始め、自然の循環から外れた人の所業を野糞でつなぎ戻すべく、信念を持って、野糞を続けている。
HP|ノグソフィア
僕が始めて伊沢さんと会ったのは、きさらづ里山の会のイベントで。
僕の友達の前田さん(月3万円ビジネスサイトの管理人)が紹介してくれたイベント。
前田さんは、伊沢さんに気に入られ、伊沢さんのプロモーションを担当している。
会場に着くと、伊沢正名さんは、草むらに入って植物の葉を触っていた。
とりあえず、僕から名を名乗ってご挨拶。
物腰が柔らかくて、体のしまった山歩きをしてそうな感じの人。
イベントは、キノコや糞土のスライドショー。
衝撃的だった。
人間は、食べるだけ食べて、化石燃料を使って、ウンチを焼却処理して、平気でいる。
日々のウンチは、他の生物にとって、ごちそうで、たくさんの命を慈しむ存在なのに。
人間は大自然の命の循環を断ち切って社会を動かす。
ウンチを堆肥化して、肥料を作る。これでさえ、「甘い!」と師は言う。。。
それだけじゃ、大自然の命の循環に加わっていることにならない。
肥料は人間の為に使うのだから、人間のエゴで工業化する思想が入っている。
西洋の自然支配の思想でなく、東洋の自然崇拝の思想が良いという考え。
キノコを見下す視点から、キノコを見上げて、「あんたの方が、自然の中で役割を果たしている」と思い知る。
スライドショーは夕方にあり、夜は小屋で伊沢正名さんと一緒に参加者で懇談会。
一晩を小屋で過ごし、翌朝、前田さんに伊沢さん直伝の葉っぱの選び方から正しいノグソの仕方までを教えてもらう。
草むらで糞土を土に還し、朝露の着いたヨモギの柔らかい葉でお尻をふいた。
サイコーに気持ちよかった。
伊沢正名さんは、ノグソを40年以上続けている。実行しているところが本当にスゴイ。
伊沢正名さんはぢきゅう人。僕はそう思います。
ぢきゅう人=何でもやってみる幸せそうな人
文:沓名 輝政
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