羊が生まれる季節:マザーからのニュース

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 我が家では冬の半ばから後半が子羊のお産のシーズンです。この時期を後回しにすることもできますが、いくつかの点で私たちにとって都合が良く、とりわけ、シーズンの早めの市場に子羊が間に合います。しかし、それ以上に、月中旬は、雌羊がシーズン中にわたり雄羊に触れさせられた後、いつものように子羊のお産を始める時期です。

人間である私と妻は、何もかも思い通りにはしないことを楽しんでいますが、日の短い冬の日々に取り込みがちな憂鬱な気分から解放してくれるのが、子羊の時期です。確かに、そうだろうと、あり得るかと思われるのが、私たちが簡単に時期を合わせて、お産を幾分不安定さが薄らぐ気候状態でさせることです。しかし、春先の雷雨とそれに伴う強風、豪雨、ひょうなどは、生まれたばかりの子羊には寒さよりも厳しく  —  少なくとも我が家の群れはそうです。

 今年の子羊シーズンと同じ時期に、牧羊犬の子犬が産まれましたが  —  アナトリアン・シェパードとグレート・ピレニーズの交配種でした。子犬たちは、目を開けたその日から子羊を産む牧場で育てられます。暖かくて安全な小屋(子犬と母犬のための居心地の良い洞穴となる)を用意し、保護する雌羊とたくさんの遊び回る子羊たちに囲まれるようにします。その過程で、子犬たちは子羊の出産後の後片付けの楽しさを学び、雌羊と子羊の両方を大切にすることを学び、子犬たちはお互いを尊重し、電気柵(また柵全般)を尊重することを学びます。その様子を見ていると、また心が温かくなるような喜びを感じることができます。子羊と子犬が一緒に成長していく中で、思いもよらず絆が生まれます。子羊はコヨーテや大型のネコ科の動物などの肉食動物から身を守るために犬に頼り、犬は子羊を仕事として頼りにしています。仕事を持つ作業犬は幸せな犬です。

 子羊と子犬は、私たちの牧場のリズムの一部です。やがて、経験豊富な牧羊犬は、彼らの活躍を必要とする人たちに売られ、子羊たちは他の人たちが自分たちの群れを始めるのを手伝ったり、単に食べ物となったりするでしょう。子羊たちがいなくなるのを見るのは残念ですが、子羊たちが私たちの年間サイクルの一部であることを心得ています。そして、毎年、夜が長くなり冬至が近づくにつれ、私たちは再び子羊の季節の喜びを期待することができます。

 季節を愛でるために、季節の移り変わりに頼っている方、または季節毎の憂鬱に襲われたときに活動し続けるために、季節の移り変わりに頼っている方は、ぜひお聞かせください。あるいは、今年のアースデイを祝う壮大な計画があれば、ぜひ教えてください。HWill@MotherEarthNews.com までメールを送ってください。

 それでは、6月にお会いしましょう。

—  ハンク

翻訳:沓名 輝政 

 

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