ケビンとチェリー・シェンカーは、田舎のコミュニティーの健康に役立つよう日用雑貨店を創立。
文:ケヴィン&シェリー・シェンカー (Kevin and Cherie Schenker)
翻訳:音村 華菜
ケヴィン&シェリー・シェンカー夫妻は、シェリーの実家が1874年以降農場をしてきた土地に近く、南東カンザスにある数十万平方メートルに及ぶ牧草地で働きながら住んでいます。2008年、シェンカー夫妻はこの土地を管理する仕事を任され、結果として家畜事業として Schenker Family Farms を設立しました。
ケヴィンとシェリーは、この土地を思いやりを持って管理することを目指しています。動物たちはその土地特有の草を食べ、農場はオーガニック認定 (Certified Naturally Grown) です。そして彼らは、世界的にも地域的にもコミュニテイにプラスの影響を与えてきました。2010年以降、彼らは海外に駐屯する兵士に製品を出荷するために、Adopt-a-Platoonと提携しました。そして2017年、小さな食料品店 & カフェである McCune Farm to Market をオープンし、地域の拠点となり、周辺の農村のフードデザート問題を緩和しました。
このインタビューでは、シェリーが シェンカー夫妻の農場と店舗を突き動かすものを明らかにしていきます。
何が農業につながったのですか?
私たちは2006年に結婚し、農業に就きたいと思っていました。私の父が非常勤として働きたいという願いがあったため、2008年にこの機会に恵まれました。私たちは家族農場の一部を購入し、Schenker Family Farms を始めました。私の父親と緊密に協力して、父が家畜や乾草の作業を徐々に縮小しはじめるようにしました。
それまでは、ニッチ市場に対応するために、グラスフェッド肉をオンラインで販売するビジネスモデルを開発していました。その計画を実行した後、開始からわずか数年で作業の規模が2倍になりました。現在、肉の95%をアメリカ全土の顧客に出荷しています。
農場ではどのような食べ物を作りますか?
グラスフェッド牛肉、グラスフェッド豚肉、鶏肉、少量の子羊を生産しています。私たちは現在、www.SchenkerFarms.comで、ホールフーズ・マーケット、農家市場、店舗を通して、牧草食肉を販売しています。
数年間で農場はどのように成長しましたか?
私たちの農場は、より効率的な新しい方法を見つけるので毎年成長しています。その上、お客様は新しいレシピや製品を求めています。私たちは最近、お客様のリクエストに応じて、骨ブイヨンと加熱食を追加しました。ますます多くの消費者が、食料がどのように育てられ、処理されるかを知るだけでなく、農家が誰であるかを知りたがっています。これにより、特にニッチ肉産業において、たくましい成長がもたらされました。
なぜ農村の食料品店を開くことにしたのですか?
私たちは数年間、改装された建物とリビングルームで活動していました。私たちは最終的に、このスペース以外の場所に広げたり、方向性を変えたりする必要がある所まで行き着きました。
消費者の需要と米農務省の付加価値生産者助成に背中を押されて、私たちの市場と地域の実現可能性調査を委託しました。この調査では、製品の種類の増加は実現可能なアイデアであることに加え、小規模の農家店舗が実現可能であることを示しました。私たちの町の人口は約400人です。残念ながら、このコミュニティは25年以上にわたって農村のフードデザートでした。これは、食料雑貨や新鮮な食料を得るために住民が16㎞以上運転しなければならないことを意味しています。これは地元の高齢者にとって特に厄介でした。実現可能性調査を読み、複数の地域リーダーと話し合った後、私たちは何か特別な立場にいることに気付きました。
小さな食料雑貨エリアとダイニングエリアを含むよう、当初のビジョンを修正しました。建物はほぼ倍増しましたが、ビジョンはビジネスベースではなく、今やコミュニティベースでした。 3年を要したこのプロジェクトの計画では、長期的にみると Schenker Family Farms の成長には繋がらないことに気付きました。このプロジェクトは、コミュニティ、アメリカの農村部についてのものであり、私たちが見たいと思う変化自体になるということです。 Schenker Family Farms がその過程で成長するなら、それは素晴らしいことです。重要なことは、私たちのコミュニティを健全に保ち、未来のために実行可能にすることです。
食料雑貨品店は、小規模な地域で最大の消費税の要因の1つです。マッキューンでは、道路の舗装に役立て、墓地を世話し、人々がきれいな水を確保できるように消費税が使われています。さらに、家を買うときに人々が探している主な要因の1つは、その地域がコンビニエンスストア以外に新鮮な食料や食料雑貨にアクセスできるかどうかということです。McCune Farm to Market(www.McCuneMarket.com)は、2017年8月にオープンしました。ここでは従来の肉と一緒に私たちの草食肉、地元産の生産物、スタンダードな日用雑貨を揃えており、毎日朝食やランチをお客様に提供しています。
農業やビジネスを始めたい人に何かアドバイスはありますか?
他の人と働いてビジネスを学ぶことです。 70歳の人が特定のやり方をしているという理由だけで、彼らの道が悪いということやそれが唯一の方法であるとは限りません。彼らの経験から喜んで学んでください。
成功した農家の人々は、何にもまして仕事に対しての倫理を持たなければなりません。食料品店は、農業を含む他の中小企業のように、かなり薄いマージンで営んでいます。前進しながらバランスを維持することは難しいことです。自ら進んで全力で立ち向かうのでなければ、ビジネスに足を踏み入れないように。目標を達成するために24時間365日働く意欲と一緒に、すべてに心を込めていなければなりません。
以上が私たちが小規模な家族農家になるというアプローチの方法であり、現在は生計を立てるために農業をすることが十分なほど幸運であり、適切な時期に適切な場所にいられることに恵まれ、地域社会に永続的な影響を与えることができてます。
Rural Grocery Store Feeds a Kansas Community
Kevin and Cherie Schenker
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