有機食品の市場がなければ、有機農業に何の意味があるのか?ロデール・インスティテュートは、農家の有機農業への転換を支援してきた長い歴史がありますが、このたび、有機消費者になるための講座も開講することになりました。
多くの環境保護活動家が経済の生産サイドへの影響、つまり「システムの変化」にエネルギーを注いできましたが、ロデールのこの新しいコースは「システム」が実際には双方向のものであることを認識しています。例えば、活動家が環境再生型農業を推進する連邦規制を望むのであれば、そのための民意の形成に協力する必要があります。
「環境再生型消費者になる(Being a Regenerative Consumer)」と題されたこのコースは、魅力的なビデオを使ったシンプルなものです。再生型有機農業とは何か、なぜそれが消費者の健康にとって重要なのか、基本的な概要を説明するものです。このコースは、ロデール独自の食品ラベル「環境再生型オーガニック認証(Regenerative Organic Certified)」のプロモーションのように見える部分もあります。このラベルは、米国農務省認定のオーガニックラベルに、動物福祉と社会的公正(労働者の待遇や賃金)の2つの基準を加えたものです。
さらに、最後のビデオでは、有機消費者になるための5つのヒントを紹介しています。中には、有機食品が高価すぎると感じている消費者のために、特別に用意されたものもあります。そのひとつが、「有機栽培を試す」です。
環境再生型消費者コースの詳細と登録は courses. RodaleInstitute.org をご参照。
* 和訳全文は1年おきに発行される和訳電子版のバックナンバーでお楽しみください
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