パーマカルチャー・アクション・ネットワークは「社会の変化と生態系の再生を促す」イベントを企画する活動家、芸術家、そして教育者のネットワークを通じて、パーマカルチャーの哲学をコミュニティ活動と結び付けている。
翻訳:内野 清美
「パーマカルチャー」は自然に対抗するのではなく自然と共生する自立的かつ持続可能なシステムを構築することを目指し進化を続ける既存のデザイン哲学を表すためビル・モリソンとデビッド・ホルムグレンが1978年に創った言葉です。 以来数十年の間にパーマカルチャーの人気は高まり、世界中でさまざまな食料生産とコミュニティ構築の実践基盤として機能してきました。2014年に設立されたパーマカルチャー・アクション・ネットワーク (Permaculture Action Network) は「社会の変化と生態系の再生を促す」イベントを企画する活動家、芸術家、そして教育者のネットワークを通じて、パーマカルチャーの哲学をコミュニティ活動と結び付けています。
この目的を達成するため、パーマカルチャーアクションネットワークはこれまで25州62都市で開催されたパーマカルチャー・アクション・デーを運営。参加型クラスやワークショップがあり、食べられる森、都市農園、自然建造物といったコミュニティのニーズに合う実践プロジェクトに取り組むコンサート、フェス、文化的な催しでその存在価値を築いています。
造園や食料生産だけでなく、社会的機能の中にもパーマカルチャーの哲学を組み込めます。持続可能性と公平性の向上を促すため、パーマカルチャー・アクション・ネットワークの活動の中には協同組合、コミュニティセンター、アートスペースに加え、先住民族文化センターや低所得者向け住宅への取り組みもあります。
パーマカルチャー・アクション・ネットワークに関わるには、ホームページ (www.PermacultureAction.org) をご覧ください。
楽しい暮らしをつくる
The Permaculture Action Network Builds Communities
By Amanda Sorell | April/May 2019
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