干ばつデータベースの更新

マザーアースニューズ 自然 環境 農

干ばつの時期を知ることで、農家は干ばつの影響を軽減する対策を講じることができます。

 

Photo by Dan Gold on Unsplash

 翻訳:沓名 輝政

 

そこで、米国海洋大気庁(NOAA)の全米干ばつ情報システム(NIDIS)が提供する「U.S. Drought Portal」がリニューアルされ、干ばつの予測が可能になりました。このツールは、現在の干ばつの状況や予測を、地域、州、国、世界各国単位で確認できる機能を備えています。NIDIS によると、このポータルでは、干ばつが農業、エネル ギー、水道事業、レクリエーションなど、さまざまな経済部門にどのような影響を与えるかについてのデータも集約されています。

 さらに、土壌水分の状態、過去の干ばつの状況、山火事の最新情報も表示されています。また、フラッシュ干ばつ[短期間に土壌水分が急激に失われる状態]や雪干ばつ[残雪が不足して雪解け水が少ない状態]など、さまざまなタイプの干ばつの概要を精読し、干ばつに対処するための国単位の取り組みを学び、回復力を確立すべく計画された NIDIS の研究にもアクセスできます。NIDIS は、ユーザーが異常気象を理解し、それに備えられるよう、これらの情報源をまとめました。干ばつは、6 月初旬の時点ですでに米国内の 46% の地域に影響を与えており、NOAA によると、このような干ばつは夏の間も続く可能性が高いとのこと。最新の情報にアクセスできることは、被害を受けた地域に住む人々にとって非常に貴重なものとなるでしょう。

 このポータルにアクセスするには、www.Drought.gov をご参照。 

 

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