北米には在来種のハナバチが 4000 種以上、生息しています。生態系が健康であるためにはハナバチによる授粉が欠かせませんが、現在、在来種の多くが絶滅に向かっています。理由のひとつは生息できる場所の減少です。
翻訳:山下 香子
このような個体数の減少をくい止めようと食品安全センター (Center for Food Safety) が在来種のハナバチおよびハナバチが好む花を咲かせる植物を特定する「野生ハナバチ見分けアプリ (Wild Bee ID)」を開発しました。菜園家や自然保護活動家が在来種のハナバチについて調べたり、ハナバチの群れが生き延びる助けとなるよう各自の地域に在来する花を栽培する際に役立つツールです。このアプリに備わっているのは、ハナバチの種を特定するための鮮明なクローズアップ写真が載っているハナバチ名鑑、授粉する昆虫が好む花のお薦めリスト、ハナバチの体のしくみや習性、生息環境などについての解説です。加えて、確実にハナバチを保護するための政治活動をする場合に参考になる方法がリストアップされており、ハナバチに関する質問をしたりコツを教え合ったりするネット掲示板も運営されています。
野生ハナバチ見分けアプリ www.WildBeeID.org は iOS と Android に対応で無料です。
たのしい暮らしをつくるマザーアースニューズ
コメントをお書きください