![マザーアースニューズ エネルギー 風力](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=193x1024:format=jpg/path/s6c2457726858ae62/image/i98acc758de11a8af/version/1576759572/%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC-%E9%A2%A8%E5%8A%9B.jpg)
スコットランドのアバディーンシャーから 30 キロ弱の沖合に 5 基の風力タービンがそびえ立ち、2 万世帯をまかなうのに十分な電力を生み出しています。運用しているのはエネルギー企業エクイノール (Equinor )。13 平方キロの区域に 5 基の風車を擁するハイランド・スコットランド海洋発電パーク (Hywind Scotland Offshore Park) は世界初のフル稼働する浮体式洋上風力発電所です。風車の基礎を海底に固定する従来のタイプと異なり、ハイランドのタービンは海底に係留されたタワーの上部に設置されています。
翻訳:山下 香子
風の強い外海に設置したタービンの方が発電量が多くなると考えたエクイノールは 2009 年にノルウェイの西の北海に試験的に小規模な発電所を建設しました。マスダール社のクリーンエネルギー事業部と提携し、エクイノールはこの試験運用から得たデータを基に 2017 年 10
月にハイウインドの建設に着工。同社によると、このタービン技術のおかげで、操業開始以来、期待を超える業績を上げているとのこと。具体的には、従来の風力発電所の発電量が平均で最大発電量の 45~60 パーセントであるのに対し、ハイウインドは 65
パーセントのペースで稼働しているという。ハイウインドの成功によって浮体式洋上発電所が費用競争力のある発電所となると同社は期待を寄せています。
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