交配種と遺伝子組換え種の違い|専門家に聞く

交配種とGM(遺伝子組換え)種の野菜の違いは何ですか?

 

  あなたが種カタログでよく見る「交配」という言葉は、開発された植物の品種を指していて、特定の2つの親株間のコントロールした交配を通じて出来ます。たいてい、その親株は、同一種属内の自然に互換できる亜種。この雑種繁殖(亜種の掛合せ)は、野生で自然に起こります。育種家は、基本的に、ただプロセスを管理して結果を出します。対照的に、GM種(時には「遺伝子組換え生物」もしくは「GMO」と呼ばれる)は、これから少し説明するように、全く違った代物。まず、植物の雑種繁殖の背景から。

 人間は、農業発展の始まり以来、新しい植物の品種を栽培して来ています。しかし、かなり最近まで、プロセスに忍耐を要しました。交配でない放任受粉(OP)の品種を育てるには、古典的な植物育成手法で、6から10世代かかる。とは、John Navazio の言。彼は、植物育種家でワシントン州ポート・タウンセンドにある Organic Seed Alliance のシニア・サイエンティスト。(在来種はたいてい放任受粉。)

 近年の雑種繁殖は、プロセスが相当スピードアップしています。 19世紀中期に Charles Darwin  Gregor Mendel が考案した交配コントロール手法を用いて、植物育種家たちは、今では、1世代で、2つの親株の特性を望みどおり掛合せることが可能。これで、「F1交配種」として知られる新品種を生み出します。F1種を作るには、種苗会社は、2種類の親株を毎年露地栽培します。オス株とメス株を選んで、コントロールした条件下(被覆資材の下、手で授粉)で受粉させます。それからメス株から種を採ります。「植物育種家は、F1種を好みます。なぜなら、新たな放任受粉種を育成するより早くて簡単だから」と Navazio は言います。「親株から悪い特性のものを間引いて、他方で F1 の子孫に良い特性を積み上げることが出来ます。」菜園家にとっては、交配種は、時には、OP 品種に比べて利用価値があります。例えば、病気への耐性が良い点で。大手の種苗会社もまた、F1 交配種を好みます。なぜなら、新品種ごとの特許所有権を得られるから。それから、F1 から採れる種は、同じ子を生み出さず、菜園家は毎年新しい種を買わなければならないからです。

 交配種(自然でローテクな手法を用い露地栽培して開発する)とは違い、GM 種は、非常に複雑な技術(遺伝子組換えなど)を用いて研究所(ラボ)で創られます。このようなハイテクな GM 種は、様々な品種の遺伝子を含み得ます。これは自然ではまず起こり得ない現象。「GM 品種では、遺伝子は、ある生物界から別の生物界へ移されます。例えば細菌から植物へ。」と Navazio は言います。Monsanto により開発されたあるコーンの品種は、ずばり、ヨーロッパアワノメイガ(モロコシ食い蛾)を殺す細菌 Bt(Bacillus thuringiensis) からの遺伝子物質を含んでいます。今のところ、GM特性を持つ大量生産の工業作物(例えば、コーン、大豆、アルファルファやサトウダイコン)は、主に加工食品や動物の餌の用途で、合衆国農業局(USDA)に認可。例外は、GMスイートコーンで、現在食料品店で求められます。(食料品店の食料でGM成分を含む物についての詳細は、「遺伝子組換え食品を避ける方法」を参照。)

 問題は、このような不自然な新しい有機体が、時を経てどのように振る舞うのか、誰も知らないことです。これらの品種を開発した種苗会社は、知的所有権を主張し、彼らのみがそれらの品種を作って販売出来るようにしました。場合によっては、企業(Monsanto など)は、科学者が GM の種を取得したり研究したりすることさえ拒否します。コーンなどの作物では、風が GM 品種から花粉を運んで、非 GM 品種を汚染します。そして、GM 含有のラベル規制はない。と Kristina HubbardOrganic Seed Alliance の広報ディレクター)は言います。(GM 作物を取り巻く他の問題を読むには、以下参照。「遺伝子組換え食品の恐怖

 今は、わずかな野菜の種が GM ですが、増えるかもしれません。GM の種を避ける方法のひとつは、認定有機栽培の種を買うこと。National Organic Program でば、遺伝子組換でない決まり。種のカタログに試験した旨の記載がなければ、供給業者に尋ねましょう。 

 まとめると、交配種は自然な再生産に手を加えた製品で、他方、GMO は、不自然で、ハイテクな手法の成果物で、この手法は、自然界で生まれない未試験の組織体を創り出す為に用いられるものです。

 

Hybrid Seeds vs. GMOs
1/16/2013 12:17:01 PM

By Vicki Mattern


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