天然の虫除け

 夏の月の間戸外にいると、必ず飛んだり這ったりする虫に会うことになりますよね。好ましいのと好ましくない両方の虫がいつも庭で争いあっている。どの庭にも役に立つ虫と害をなす虫がいる。庭で見つけられる有益なものは、トンボ、テントウムシとオサムシなど。それらはアブラムシ、毛虫やハダニのような植物を破壊する生き物を餌とします。これが環境をよく調和した状態に保つ自然な方法です。

文:Janice Cox

翻訳:金広 まさみ

 

 虫はまた私たちを悩ませます。私たちは皆、飢えた蚊が如何にいらいらさせるか、蟻の群れがいかに有害か知っています。

 今日多くの防虫剤が市場に出ていますが、その大部分は化学物質と香料を含んでいます。ただ、自家製の選択肢を含む機能を果たせる代替品もあります。

 虫は標的を探し出すために多くの入力:二酸化炭素変化量、色、においを使います。飛んだり噛んだりする害虫を体や家が誘うのを少なくするためにこの情報を使えます(家をきれいにする。明るい冴えた色の服を着る。そしてシトロネラ、レモン、ユーカリやシナモンのような虫にとって魅力的でない香りを使う。)。多くの防虫剤はこれらの香りを基にしているので、もし強い香りに敏感なら、体より布地や出入口に吹きかけてみるとよいです。また自分のいる所から離れた所で蝋燭を灯して、出る二酸化炭素におびき寄せることができます。生け花に新鮮なハーブを差し込んでみましょう(ミント、ラベンダー、バジルが良い選択肢)。

 最後に菜園や庭に淀んだ水がないか調べましょう。蚊は特に水分に引きつけられる。そこは繁殖の場所。水たまりや水のあふれた花の鉢ようなわずかな量でさえ、引き付けます。予防策として、どんなものでも全部、淀んだ水を捨てましょう。

 

植物を基にした防虫剤

 自宅や庭で試せる、評判がよく自然で効果のある防虫剤があります。

 シトロネラ。最も評判の良い一般的な殺虫剤の一つはシトロネラ。蝋燭、お香、ローションやオイルになって売られています。レモングラス属(オガルカヤ属)に入るシトロネラ草から抽出され、オイルは虫を寄せ付けないレモンのような香りがする。シトロネラエッセンシャルオイルを買い、お気に入りの日焼け止めやボディーローションに2、3滴加えられますよ。またシトロネラの香りのする植物を地元の園芸店で買って庭や出入り口近くの入れ物に植えることもできます。

 ユーカリ。蠅や蚊のような多くの飛ぶ害虫は、これらの木の匂いが好きではありません。よく果樹園のまわりに自然の防風林と防虫剤の役を務めるために植えられています。もしユーカリの木が庭にないなら、ユーカリエッセンシャルオイルか切ったばかりの緑の枝を地元の健康食品店で買うことができます。2、3滴のエッセンシャルオイルを水1カップに混ぜ入れて、少し香りのついた髪や肌用のスプレーを作ります。また飛ぶ害虫を排除するために菜園の周りにこのスプレーを使うこともできるでしょう。

 ミント。ミントはもう一つの蟻と蠅を避ける新鮮で清潔な香り。育てやすいし地元のスーパーで見つけやすい。バジルとゲッケイジュの葉もまた同じようによく役目を果たします。

 クローブとコーヒーかす。蟻はクローブも使用済みコーヒーかすも、どちらのにおいも耐えられません。だから植物の周りと出入口の外側にコーヒーかすを撒く。ほとんどの植物は少し酸性の土を好むので、これはまた菜園が育つのを助けます。もしあなたがコーヒー飲みでないなら、地元の店を調べて使ったコーヒーかすを取りおいてもらうよう頼みましょう。

 クローブオイルもまた家の蟻を退治する安全で効果的な方法。少量の天然のオイルに2、3個クローブのつぼみを漬けて自前のクローブオイルを作れますし、地元の自然食品店でより濃縮したクローブエッセンシャルオイルを買えます。

 

虫さされ緩和剤

 もし虫に噛まれたら、重曹、水、少しのレモンジュースでペーストを作って自分と皮膚を楽にすることができます。この昔風の治療法は特にミツバチとスズメバチの刺し傷に役立ちます。

 皮膚に塗った卵白もまたオオバコ(セイヨウオオバコ)で作った湿布と同じように、虫の刺し傷や噛み傷のかゆみを軽くするでしょう。

 

・自家製防虫剤で蟻を駆除

簡単な自家製害虫スプレー

煎じハーブの虫除け

虫よけエッセンシャルオイル

虫よけ皮膚用軟膏

 

たのしい暮らしをつくる

マザーアースニューズ

購読登録はこちらからどうぞ

 

Natural Insect Repellents

By Janice Cox

June/July 2017